無視する?深夜のカリカリ【怖い話・体験談・幽霊・アパート】

KAKIKURA

第1話 序

ふと目覚めると、カリカリとひっかくような音が続いている。窓の外の街灯でほんのり浮かぶ白い天井もまた目に入るが、音はその辺りから聞こえて来る、そう思いつつ枕元に有るスマホを手に取ると時刻は深夜二時。もうあのカリカリは、無視しよう。


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