第39話 何十年ぶりに絵を描いた!

 ついさっき、何十年ぶりに絵を描いた。それこそ、中学校の美術の時間以来ではなかろうか。高校での芸術は美術を選択していないので、そんなものは描くこともないまま、30年以上にわたって絵は描いていない。大体、私にはそんな才能はない、はずである。


 ところが最近は何とも便利な時代になったもので、エーアイさんに描いてもらうことができるというではないか。別にパブロ・ピカソやジョアン・ミロのような世にもすさまじい絵を描こうなんて大それた野望なんかないけど、ちょっとした絵でよければいくらでも書けるようじゃのう。というわけで、テキトーなサイトを見つけ、エーアイさんに試しに尋ねてみましたよ。


「少し年上の青い人魚の少女と、人間の少年」


 言葉はあれこれいくらか変えて見たけど、なかなか、すごい絵ができた。

 最初にできた絵は、まさに、こちらの意図していた通りの雰囲気で仕上がった。

 というわけで、丸眼鏡の人間のおっさんでビールをあおっているのとそれより少し年上の人魚のおばさんの絵も描いてみることにした。

 う~ん。あまりにもいかにもな感じね。ただ、人魚のおばさんがいささか老けて見えるから、あのおばさんに怒られるジャロウのう(苦笑)。


 というわけで、もう少し動作確認を兼ねて、もう少し具体的に、

「14歳くらいの青い人魚の少女と、6歳くらいの人間の少年」

ちゅうことで、やってみました。

 なんか、ほっこりしてきたゾ。ワシともあろうものが、ネットの力を借りてとはいえ、こんな絵が描けるのか!

 早速、その絵も「マブイカコ社」のロゴを入れてみました。

 うむうむ、なかなかよく仕上がって来たぞ。


 だけど、私が今せねばならないのは、短歌集の復刻に関わる業務。

 少しエーアイでお絵かきをしている間に、少しはまとまってきたようだ。

 というわけで、もう少し仕事します。

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