第33話 映画館に亡命してきました。2
第30話 映画館に亡命してきました。1
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↑ この続きです。
・・・・・・・ ・・・・・ ・
メル せーくん、この前のはいくらなんでも情報量が少なすぎたな。
名代 せやなねえたま。ほな、まじめにやろうぜ冗談、じゃなしに。
メル 今回は、うたとメロロンがペアになったな。あれはどや?
名代 あ、うたとメロロンのスニーカーブル~ス状態ね。
メル あのなあ。まあええけど、うたとメロロンが真剣に向き合えたと思う?
名代 せやな。ああでもせんと、あの二人は真剣に向き合えまい。
メル そこにテラさんや。アイドル嫌いとかいう。
名代 テラさんみたいな少年少女も、一定おったで、昭和の頃。
メル あのアイドルさんのこと、ね。
名代 うん。パンフレットでは黄色やったカラ、ミキちゃんかな❓
メル キャンディーズから離れんちゃい。
名代 ともあれあのくらいの酌を使って、ちごた(汗汗)、尺を使ってうたとメロロンを向き合わせたのは、あっぱれ! や。
メル そこにあっぱれかな。なるほどな。
名代 そのアイアイ島とやら、四方を海に面した島国やが、どこの海からもやって来れる場所ということらしいな。なんか、幕末開国前の日本のようなところや。しかも何じゃらホイ、時空を超えた海からも来ておるような、なぁ。
そもそもな、昭和のアイドルがそんな島に漂着なんかするかぁ❓ ウイリアム・アダムスこと三浦按針でもあるまいし。
メル そんなん言いだしたら終わりやがな。やけどな、あの昭和のアイドルの絵があったでしょうが。せ―くん、子どものころよく見た覚えあろうがな。
名代 あるで、メル姉。確かに。あれは、八時だよ全員集合の歌コーナーとかな、あるいは何じゃい、カックラキン大放送とか、あんなところかな。ベストテンはちょっと雰囲気が違ったな。あれは、あの頃の家族向け番組の歌コーナーのような様相を呈しておったとワシは踏んでおる。
メル そうかな。で、歌うのは、まさかスーパースターのおっさんとか言うなよ。
名代 いやあ、ワシやねん。ジュリーに代わってわしが勝手にしやがれよ。
メル アホ。
名代 それはともかく、あの光景は、プリキュアを観に来た子どもやその今どきの親世代にはなじみない光景かもな。明らかに、ワシら。今どきの子供らからすればおじいさんやおばあさん、あるいはある程度高齢で親になった人ら向けの映像やと思ったね。プリキュアはよくそういう手を使うからな。
メル 若い人らでも、平成初期の若い頃のせーくんみたいな子もおろうがな。
名代 そやけどメル姉、そういう人らは例外や。昔のワシみたいなのは。
その手合いというのは、勉強で補っているからわしらよりも下手すればよく知っているところがある半面、リアルで経験していない分の弱さがあるのよ。
その強さと弱さは、ワシこそ肌身で知っているよ。
メル それは確かにそうや。ところで今回映画館に行って、どんな人がおった❓
名代 親子連れが普通に多かった。小さい子を連れて、な。ええ年のおじさんもいなくはなかったけど、あと、元女子高の女子生徒2人がわしの席の前に陣取っておったわ。あの年になってプリキュアを観に来るとは。
S高校生の女子2名に、あっぱれだ❣
メル そんなことであっぱれもらっても、なぁ。
名代 いや、あっぱれや。あれは。
メル おっさんの弟子は、どないや。
名代 うさぎ少年は、あまり出番なかったな。わしとしては、作って欲しかったところではあるが、まあ、あんな謎生命体まではよう相手できまい。
メル 兎山悟君は、どないや。
名代 犬猫ネエチャン共の世話ご苦労さん。あっぱれは、やらん。
そんなものらの世話は、ワシの仕事じゃねえからな。
メル あ、そ。
名代 そらそうよ。ワシ忙しいからのう、スーパースターやぞ、お~ん。
メル アホかいな。それから、トットさん、黒柳徹子さんちゃうで。どや❓
名代 そっちこそアホか。珊瑚の親ビンのトットさんやろ、窓際ちゃうわ。
メル どやろ、情勢ようわかってはると言えたものかな、あのおじさん。
名代 う~ん。微妙になぁ。ワシらの世界とアイアイ島の世界の時間軸、な。
どうもよく分かっておるのかどうか、今一つわからんなぁ。
あいまいなアイアイ島のトットさん、ってところや。
メル どっかの大作家さんの作品の題にかこつけなさんな、ヘボ作家さん。
名代 ヘボやからこそ、毎日書かねばならんのじゃ。
そのうち大江某や天下のヘルマン・ヘッセに追いつき追い越したる!
メル わかったから、しっかりやりんちゃい。
名代 しかし、あのアイアイ島には、酒は、ねえのかぁ❓
メル 阿呆❣ 何が酒じゃ。子ども向けに酒なんか描けるかいな。
名代 いやあ、ドイツビールみたいなビールがあれば飲みに行きたいぜ。
何なら、ワシが一杯飲んで歌ってもええぞ。
メル 松田聖子の歌とか言うなよ。
名代 ええよ。女装はせんわ。何なら、天地真理の恋する夏の日でもええぞ。
メル おっさんの酔っ払い振り付けなんか、誰が喜ぼうに。
名代 いやあ、全宇宙のスーパースター確定や。
メル 全宇宙の恥さらし確定の間違いや、アホ。
・・・・・・・ ・・・・・ 。
とまあ、こんな調子で座談会は進みましたとさ。
さあ、キミとアイドルプリキュアも、いよいよ後半。
年末年始の大団円に向かって、勢いつけて参りましょう。
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