第11話 乞食どもとはした飯つまむ人生に、問答無用を!
私は縁談を2回、実力粉砕した。どちらも、婿養子で来て欲しいという内容のものであった。当然私は、激怒した。その1回目の頃であったか、私はその縁談を求めてきた人間に対し、母を通じてこのように申しておいた。
「新手のたかり屋」
たかり屋というのは人の財産、それも目先の飲み食い程度にたかる程度の可愛げなものばかりではない。家制度という前世代の遺物をかじってそれをもとにテメエのはした財産をちらつかせて人の人生に「たかる」ことを考えるような無礼者もいるということである。年取って動けんようになったら介護でもしてくれるだろうという目論見か? だったらテメエには、「介護乞食」という名を進呈してやるわ。それで私共の娘をどうぞ、孫の顔が見たいなぁ、ってか?
ただでもいらんわ。まだ、風俗で遊んだほうがあとくされないわ。アホラシ。
こういうと、その娘さんとやらが美人だったらとか器量がよかったらとか、そういうくだらん変数を持出す低能もいるが、実に低能の低能たるゆえんである。作る飯が美味かったらそれもよしではないかと思っている雑魚がいるとするなら、その低能にはこう返しておいてやる。
はした飯などクズと群れてつまんで、何が楽しいか。ついでにたまには大した味でもねえはした安酒すすらせてやるってか?
そんなもん、ロハ(ただ=無料)でもいらんわ。わしゃ、乞食じゃねえ!
そんなクズのコギタネエ面見てさらに一等コギタネエ方言の内容の六すっぽねえゴミのような言葉を聞かされて、それではした飯など食うなど、よくまあ生きて虜囚の辱めも裸足で逃げ出すクズ人生など送るくらいなら、市ヶ谷の旧陸軍省跡地で決起演説をして総監室あたりで切腹してこの世からオサラバした方がマシや!
無論、巣鴨プリズン13番刑場で12月23日午前0時2分をもって大日本帝国及び天皇陛下に万歳三唱の上、A級戦犯として絞首刑になった方がはるかにマシというものである。
ええか、雑魚ども。
飯など、テメエで食いたいものをうまいことやって食っていくものや。酒なんてものはな、テメエの信念にのっとってそれなりに美味いものを飲めばええ。
いずれにしても、テメエらのコギタネエ面と戯言相手にはした飯はした酒など、死んでもいらんわ。
ま、おどれらの信奉するイワシノアタマの家制度の残骸など、ワシには何の用もねえ。なお、ワシの敵はオドレラも去ることながら、オドレラの戯言にいささかでも同調する者も内容に応じて同罪や。
問答など無用である。
話せばわかるとか、話し合っていい道をとか何とか、犬養何とかいうジジイの猿真似をホザく雑魚も、無論同罪。話の余地のないところと話す必要などない。
問答無用。
命が惜しければ、直ちにわしの敷居から退去せよ。
家制度の残骸をありがたがる家系乞食どもに加え、それにいささかも同調するが如き弁を述べる者らも同罪である。
かかる者共には、容赦などせぬ。
問答無用! 失せろ!
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