さよならの向こうで、愛してる

rinna

あらすじ

都会の片隅で静かに生きていた佐原 結(さはら ゆい)、30歳。

進行性の難病により余命を宣告されながらも、彼女にはどうしても会いたい人がいた。


それは、幼い頃から心を寄せ続けてきた女性――秋山 美咲(あきやま みさき)。

かつて強く惹かれ合いながらも、すれ違い、別々の道を歩んだふたり。

美咲は今、夫とともに表面上は穏やかな日々を送っていたが、心は満たされていなかった。


ある日、湖畔の街で偶然再会したふたりは、心の奥に閉じ込めてきた想いと向き合い始める。

抑えきれない感情、過去の後悔、そして限られた時間の中で選び取る未来。


涙と微笑みが交差する日々のなかで、ふたりがたどり着いた答えとは――。


「最後にあなたの隣で笑えたら、それだけでよかった。」


限られた時間のなかで芽生え、深まる愛。

やがて訪れる別れと、そこから始まる新しい物語。


これは、人生の終わりに見つけた“本当に大切なもの”をめぐる、

美しくも切ない、ふたりの女性のラブストーリー。


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