2025年6月27日金曜日、気象台「四国が梅雨明けしたとみられる」 過去最も早く

気象台「四国が梅雨明けしたとみられる」 過去最も早く



四国は高気圧に覆われて晴れているところが多く、高松地方気象台は27日、「四国が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。

四国の梅雨明けは去年や平年よりも20日早く、このまま確定すれば統計を取り始めてから最も早い梅雨明けとなります。


気象台によりますと、27日の四国は高気圧に覆われて晴れているところが多く、気象台は27日午前11時に「四国が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。


四国の梅雨明けは去年や平年よりも20日早く、このまま確定すれば6月の梅雨明けは初めてで、統計を取り始めた昭和26年以降で最も早い梅雨明けとなります。


また、梅雨の長さも19日間で、四国で最も短い梅雨となります。


27日の最高気温は高松市で33.4度、綾川町の滝宮と、東かがわ市の引田で32.6度、三豊市の財田で31.9度など、各地で30度以上の真夏日となりました。


県内は28日も晴れて厳しい暑さとなる見込みで、高松市の最高気温は35度と猛暑日が予想されています。


気象台は、四国では今月中旬から気温のかなり高い状態が続いていて、今後、さらに1か月程度は続く見込みだとして農作物の管理や熱中症対策などに十分注意するよう呼びかけています。


高松市の中心部では、27日午後、強い日ざしが照りつけるなか、道行く人が日傘を差したり、木陰で信号を待ったりする姿が見られました。


高松市の60代の男性は、「ことしの夏を乗り切れるか不安だ。家ではクーラーをつけるしかないが電気代も高いので困る」と話していました。


就職活動で高松を訪れた松山市の女子学生は、「スーツの中に半袖のシャツを着て来たがすごく暑い。去年新しく遮熱性の高い日傘を買ったので持ち歩くようにしている」と話していました。


高松市の20代の男性は、「先週急いでエアコンをつけたが時期外れだと感じている。寝るときはさらに氷枕をするなど対策をしたい」と話していました。

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