鏡の中の天使は殺人鬼
雪城朔空(ゆきしろさく)
第1話 様子のおかしい王子様
最近王宮内で王子の様子がおかしいと噂になっているらしい。おかしいなぁ、ちゃんと演じれているはずだと思ったのだけれど…。まあでも本物がいつもどう過ごしているかなんて僕にはわからないからな。だって僕は今まで鏡の中から動けなかったんだし仕方ないよ。そんなことを考えてたらね後ろから声がしたんだ。
「殿下執務室に行きますよ。執務がありえないくらいたまっていますからね。それと少しお話したいことがあります。」
「ん~わかったぁ。そんなにせかさないでよぉゼアンはせっかちだなぁ。それじゃ執務室行こっか~。」
そういうとゼアンは僕より先に執務室に行っちゃったの。あぁ、そうそうゼアンっていうのはねこの王子様の側近で次期宰相のゼアン・セルフィールっていうの!なんかゼアンのお父さんが現王の宰相らしくってそれでゼアンもお父さんの役を継ぐみたいだよぉ。って、急がなきゃ!ゼアンは起こると怖いからねぇ。
執務室に着いたからドアを開けたらそこにはゼアンだけじゃなくてこれまた僕の側近で騎士団副団長のマティアス・ルルーシェンもいた。
「遅いですよ、リエル様。ほら見てくださいこんなに執務がたまってますよ。」
そう言いながらゼアンが机を指さす。あぁちなみにリエル様っていうのは僕のことだ
よ。僕の名前はリエル・イース・フェルヴァスっていうらしいからね。
「ごめんてぇ、許してよゼアン。ところでなんでマティアスでいるの~?話って二人きりじゃなかったの?」
「あぁそのことですがリエル様、いや貴様は我が主リエル様ではないな?」
「そんでお前、最近起こっている城下町の殺人事件に関与しているだろ?」
ゼアンの後に続きマティアスも僕がリエルじゃないことにきずいてたらしい。そんなどすの利いた声で言わなくてもいいじゃないか‥。それになんで城下町の件についてマティアスは知っているんだ?いろんな考えが頭の中で駆け巡ってなんて答えればいいかわからないや。あぁそっかこうすればいいんだ。
「何言ってるの僕はリエルだよぉ~?そんな怖い顔しないでよ二人とも!」
僕はそう言いながら二人に微笑んだ。後ろで組んでいる手には城下町の件で使ったナイフを握っている。
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