スラッシュ・ドット

永遠の

第1話 遭遇

 光を放つ太陽が、水星を捕まえた。それからどれほどの年月は経ったのだろうか。


その公転に水星を据えた太陽は、木星を受け入れたが、木星は土星を連れて移動する遊星の一種としてみれた。


その中の星々は、太陽の引力に引き寄せられしまったが、それが何だと言うのだろうか。


我々は、地球と言う名前の惑星を目指して宇宙を旅立ったのだが、その旅の最中に出合っただろう宇宙嵐に遭遇した結果として、我々は時空と言う時の壁を超えてしまい、地球が太陽系に出逢う前の時間軸の時代にたどり着いてしまった。


これは、失敗したのだ。


我々の旅は、これで終わるだろう。


きっと、それは人類の終わりに等しいだろうが、この船に乗っている者達もその子も船の底の燃料が、底を着いた時点でその血を天に返すのだ。


これは、絶対に失敗だ。


船長である私としては、どうするべきだろうかと考えたが、それは、きっと我々は、神のご加護を受けることなく死んでいく運命だろうと思えたが、それは神への誓いを絶やす事ではなく生きたいと言う証しであった。


「ああ神よ、我々は太陽の見える場所で死んで行きたい。ありがとう。神よ。太陽よ、ありがとう」

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