よくあるヤバいフラグコンボのみで会話を成立させる物語【True End】

まみ。

「3分間待ってやる。時間だ!答えを聞こう!あ~目がぁ~!」

まみ太郎「だりぃなぁ。こんな仕事やってられっかよ。」


まみ子「あっちから物音が……?」


まみ太郎「なんだ、気のせいか……。」


まみ子「あれ、鍵が開いてる?」


まみ太郎「おや、誰か来たようだ。」


まみ子「こんな夜遅くに誰だろう?」


まみ太郎「何だ、子供か。そこで何をしている?」


まみ太郎「よくできてんなぁ。何かの撮影?」


まみ太郎「その大砲で勝負するかね?」


まみ太郎「こんなやつは、俺が一人で倒してやる。」


まみ太郎「言っておくが、俺は空手で優勝してるんだぜ?」


まみ太郎「あいつばかりに、いい格好させるかよ!」


まみ太郎「今すぐ、あの世へ送ってやろう!」


まみ太郎「ここが貴様の墓場となるのだ。」


まみ太郎「過去のデータによると、俺が負けることは絶対にありえない!」


まみ太郎「大丈夫、今日は体調がいいみたいだ。」


まみ太郎「そんな古い手に引っかかるか!」


まみ太郎「いくらやっても無駄だ。俺の能力を教えてやろう。お前の攻撃は吸収される!」


まみ太郎「負ける気がしないな!」


まみ太郎「俺は超マミータだ。」


まみ太郎「俺を本気にさせたことを褒めてやろう。」


まみ太郎「そろそろ本気を出したらどうだ?」


まみ太郎「正義の味方ごっこは、もう終わりだ!」


まみ太郎「ははは、この刀が血を欲しているわ!」


まみ太郎「さあ、この刀に力を与えたまえ!」


まみ太郎「この必殺技を受けて、立ち上がってきた者などいない。」


まみ太郎「やったか?」


まみ太郎「最後に笑うのは、この俺なんだよ!」


まみ太郎「最後にいいことを教えてやる。」


まみ太郎「これで記念すべき100人目だ。」


まみ太郎「ちょっと格好つけすぎちまったかな。」


まみ子「なんだ、たいしたことなかったね。」


まみ太郎「ちょいとヘマしちまったぜ。」


まみ子「大丈夫、かすり傷だから。」


まみ太郎「この怪しい液体は何だ?」


まみ子「そんな化け物がいるわけないよね?」


まみ太郎「おいおい、冗談はよせよ。」


まみ子「もう騙されないから。またあなたでしょ?」


まみ太郎「いや、俺は知らないぞ?」


まみ子「えっ……?」


まみ太郎「なんてことだ、あいつの能力はまさか……。」


まみ子「このことを、早くみんなに知らせないと!」


まみ太郎「な、なんじゃこりゃああああ!」


まみ太郎「うわぁぁぁ、来るな-!」


まみ太郎「は、話せば分かる!」


まみ太郎「お、俺は悪くねぇ。あいつが、やれって言ったんだ!」


まみ太郎「何でもするから、命だけは助けてくれ!」


まみ太郎「金ならいくらでもある!」


まみ太郎「この仕事で、まとまった金が手に入る。そしたら帰って、人生をやり直すんだ!」


まみ太郎「お前、俺を許してくれるのか?」


まみ太郎「じゃあ、こんなとこにいられるか!」


まみ太郎「俺一人だけ部屋に戻らせてもらう!」


まみ太郎「やつは気づいていない。このままやり過ごそう!」


まみ太郎「まだ、なんとかなる。」


まみ太郎「気のせいか?」


まみ太郎「なんだ、お前か。びっくりさせるなよ。こんなところでどうしたんだ?」


まみ子「悪役令嬢に転生してしまって。」


まみ太郎「​​この中に噛まれたやつはいないな?」


まみ子「ちょっと転んで、怪我をしただけ。」


まみ太郎「縁起でもないことを言うなよ。」


まみ子「こうなったら、あれを使うしかない。」


まみ太郎「そんなことは無視して行こう!」


まみ太郎「訓練通りにやっていれば、必ず生きて帰れるぞ!」


まみ太郎「この戦いが終わったら、結婚するんだ。」


まみ太郎「もうすぐ子供も生まれるんだ。」


まみ太郎「今日は最愛の娘の誕生日なんだ。」


まみ太郎「ちょっとあれの様子を見てくるか。」


まみ太郎「忘れ物をしたから、先に行ってくれ。」


まみ太郎「これは大事なものだから、お前が持っていてくれよ。」


まみ太郎「あいつらが故郷で待ってるんだ。」


まみ太郎「故郷でみんなで一杯やろう!」


まみ太郎「故郷に帰ったら、あいつにも伝えてくれ。」


まみ太郎「後で絶対に追いつくから、お前たちは先に行け!」


まみ太郎「必ず一緒に生きて帰るんだ!」


まみ子「あなたと一緒に過ごせて楽しかった。今、私すごく幸せだよ。」


まみ太郎「これは……。そうだったのか。だからあいつはあのとき……。」


まみ子「ここまで来れば、誰もいないはず。」


まみ太郎「おっと、またお前か。脅かしやがって。」


まみ子「やっと出口が見えてきた……。」


まみ太郎「やっぱり疲れたな。少し眠らせてくれ。」


まみ子「3分間待ってやる。」


まみ太郎「パトラッシュ、疲れたろう。なんだか、とても眠いんだ……。パトラッシュ……。」


まみ子「ゆうべは、パトラッシュとお楽しみでしたね。勇者よ、寝落ちしてしまうとは情けない!」


まみ太郎「あ~目がぁ~、目がぁぁぁぁっ!」


まみ子「時間だ。答えを聞こう!」


まみ太郎「俺も古い秘密の名前を持っているんだよ、マミーコ。」


まみ子「私の名前は、ムスカノ・パロ・ディ・マミーコ。」


まみ太郎「俺の名前は、マミータ・ロー・マミ・タロー。」


まみ子「バルス!」


まみ太郎「この呪文で封印を解けば、あの方が復活される。」


まみ子「やった、もう戦いは終わったんだ!」


まみ太郎「ついに宝を手に入れた。こいつは全て俺だけのもんだ!」


まみ子「今まで迷惑ばかりかけちゃったね。」


まみ太郎「もっと早くお前に出会いたかったよ。俺には夢があるんだ!」


まみ子「でもこれ、夢じゃないよね?」


TRUE END #1

真実の結末

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よくあるヤバいフラグコンボのみで会話を成立させる物語【True End】 まみ。 @mm2445

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