第1話への応援コメント
チャーハン@新作はぼちぼちさんは、キャラクターの繊細な心理変化を描くのが巧みですね。
黴は現在の精神状況を表し、紫陽花が咲く庭は自分の心の在りかたを表していたのでしょうか。
自ら閉じていた心が開けていく様子が描かれていたように思います。
祖母の形見の紫陽花の押し花がその起点になり、自らの心の内へと旅立ち、その中心に在った墨色の紫陽花こそ、自分の心だったように思います。
紫陽花を通して自然の理を知り、自分の在りかたを見つめなおした時、心のわだかまりが解けていったように思いました。
普段はこういったジャンルの小説はあまり読まないので、とても新鮮に感じて面白かったです。
作者からの返信
黴や紫陽花の描写に込めた意図を、ここまで深く読み取っていただけたことに、驚きと共にとても嬉しい気持ちになりました。
「自ら閉じていた心が開けていく様子」とのご指摘は、まさにこの作品の核とも言える部分であり、その変化を受け取っていただけたことが何よりの励みになります。
第1話への応援コメント
素敵な作品をありがとうございます。
曇り空とサァっと降る霧雨、鮮やかな紫陽花の優しい色。読み物というよりも、それらが聴こえて、見えてくるような、そんな体験をしました。
作者からの返信
五感を意識して書いたのでうれしいです。
第1話への応援コメント
繊細な描写に引き込まれました。
おばあさんの言葉がとても素敵で、なんだか梅雨や紫陽花への見方が変わりますね。
憂鬱な季節を描きながらもラストには光明が見えていて、逃げることしかできなかった澪が立ち上がる様に勇気を頂きました。
チャーハンさん、ありがとうございました。