斬新に光り、切れ味抜群なオリジナリティ。最高の「殺し屋」お仕事もの!
- ★★★ Excellent!!!
本作のタイトル『殺し屋少女と食人鬼』。
もうこのタイトルだけで、物語の強みがこれでもかと煌めいている。
そう、まさに本作は──ダイヤモンドで創り上げられた、ナイフのような。
最高に面白く、最高なときめきに燃え、推さずにはいられない。
至高の一品たる、物語である。
この作品は「殺し」という行為が正当かつ合法な「お仕事」として普及している世界が舞台となっています。
主人公かつヒロインのサヤは、凄腕の殺し屋です。
そんな凄腕殺し屋少女のサヤは、殺しのお仕事においての重要作業であり面倒な後処理でもある「死体処理」に悩まされていました。
そんな時、「食人鬼アルヴィス」と運命的な出会いを果たします。
他者に無関心だったアルヴィスは、普通の人とはひと味もふた味も違うサヤに惹かれ、二人はお仕事のパートナーとなるのです。
「殺し屋」という今までに見ない、斬新なお仕事。それをこなしていく主人公サヤの仕事っぷりは読み応え抜群。
そしてなんとなんと、この作品は「恋愛もの」でもあるのです。
食人鬼のアルヴィスは、パートナーであるサヤへと今までに抱いたことの無い感情を向け、二人の距離は縮まってゆきます。
無気力だけど、サヤだけには重い感情を向けるアルヴィス。
男前で明るいシゴデキ少女のサヤは、アルヴィスからの予想だにしない言動に少し驚いてしまうことも……?
お仕事のパートナー、しかし、運命とも言える二人の関係性は、まさに爆発的な化学反応の如し。
「殺し屋少女と食人鬼」──この二人、最高に推せます。最高のときめきが、この物語にはみっちりと詰まっております。
今までにない、切れ味抜群の「お仕事もの×恋愛」な物語である本作。
是非ともたくさんの方々にお読みいただきたいと、私は切に思います。
最後になりましたが、本作の作者様。
この度はこんなにも最高に素敵な物語を生み出してくださり、誠にありがとうございました。
引き続き、本作だけでなく作者様のことも強火で推させていただきます!
これからもずっと、心の底より応援しております!