このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(177文字)
はてさて。皆さま方は勧善懲悪と言って何を思い浮かべるだろうか。そう水戸黄門を思い浮かべる方が多いのではなかろうか。日本で最も有名な勧善懲悪作品の一つだ。数奇な出自を持つ主人公凛は七姫の一人。自らの目で世界を見るため旅に出た。パロディでありながらも確かなオリジナリティを感じさせる魅力的な登場人物たち。御老公のように街に潜む悪を成敗する主人公の活躍。そして謎の情報屋とのときめく関係性。どうぞ彼女の諸国漫遊記をお楽しみください。
って……わしゃジジイかっ! はい、爺でした。いつのまにかジジになってたのに、この作品を読んで気づかされました。年寄には麻薬みたいなもんですなー。