正体を知るまでが怖い、知るとなお怖い
- ★★★ Excellent!!!
まず、1話目の最後がめっちゃ怖いです!
ぜひぜひ、そこまで読んでほしいです。
1話目を読めば、最終話まで読み進めてしまいます…!
小説家が河童の正体を追うストーリー。
警察が変死体の謎を追うストーリー。
その2つが交錯しながら、真相へと近づいていきます。
民俗学とミステリー、どちらの謎解きもおもしろく、そして怖かったです!
伏線がたくさん張られているので、カッパの正体を推理しながら読むと楽しいと思います!
私は全くわかりませんでしたが(笑)、わからなくても楽しいです。
「何!? 何が起こってるの!?」とゾワゾワの連続でした。
個人的な恐怖ポイントは、1話目の変死体の状態と、10話目の変死体になる直前の状況です。
また、最後に明かされる河童の正体も、今まで読んだホラーとは全然ちがっていて、新感覚の恐怖でした((((;゚Д゚))))
正体がわかっても、なお怖いのがすごいです…!