応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 度数高めの桃の果実酒のような、上品な甘さの中に微かにあるアルコールと、飲んだ後の余韻が残るような小説ですね。
    独特の言い回しや描写の数々が読んでいて心地よいのは言わずもがな、アユムとツユの不安定な関係性がとても素敵です。
    一点、アユムの為なら何度も繰り返す死の恐怖にすら耐えられるツユが、彼の存在があった上で、それでも自殺を選んでしまった理由が暈かされていますが、ツユの過去や自殺の直接的な理由など、その辺りがもうちょっと知りたいなぁと思いました(とはいえ自殺って突発的かつ一過性の感情なので、そこまで深い理由がない場合もよくありますが)。

    ひと言、とても好きなお話でした。

    作者からの返信

    素敵な感想をご丁寧にありがとうございます!
    僕の作品に真剣に向き合っていただいたことに感謝申し上げます。
    ツユがああいった性質の人間でありながら、自殺という選択をした理由は、確かに作品中でも描くべきだったと思っていますし、恥ずかしながら、そこが最後まで自分の中でも納得がいかなかった点でもありました。これに関しては私の至らなさです。
    重ねて申し上げますが、今回は私の作品をお読みいただきありがとうございます。とても励みになりました。