第2回 リア様

『空艇の銀冠』における最重要不思議生物(?)である『神儕しんせい繋傳けいでん』リア様。


 今回はそのリア様の『初期設定』と『現在の決定設定』の違いを交えながら。

 初期設定→画像で近況ノートに載せている手書きのもの。

  (画像へのリンクは下記にあります)

 その説明文から、現在の決定設定と違うところや補足も書いてあります。


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・成齢になると全員にひとつ(ひとり?)ずつ

⇒初期では『成齢』にしていますが、決定設定では『幼名が決まった時』なので物心ついた時には側にいる。

 また、『空撃師には必ず』としていたのは、当初空撃師になった後に『リア様の交代』または『リア様を必ず伴うのは空撃師だけの義務』と設定していたため。

 決定設定では空撃師などの職業その他の条件に関係なく、リア様は交代しないしずっと一緒にいる。


・ヴィリオンのリア様だけ大きい。

⇒シュ領区総領主様のものも大きい

(理由はまだ不明)


・魔力→人によって違うので、個人が特定できる

⇒これはリア様に限らず魔力そのものの設定。


・中はヒミツ。


・他の人に自分のリア様の声は聞こえない。

⇒初期では『リア様の発した声が聞こえない』としていたが、現行の決定設定では『声にしているものは聞こえる』『頭の中で他者に聞かれないように会話できる』『スピーカーモードにもなる』『離れている人達との会話を中継してくれる』など、かなりの多機能に。

『スマホ』的なものとしているのは、電話的機能・アラート・音声検索を指している。

 検索機能まで付いているので『アレクサ?』という感じに。


・肩・頭の上・ポケットなどに入る。

⇒大きさ自体が変化するわけではないので、入ったら服が膨らんだりするから嫌がって入れない人もいそう。


・表情は感情を表していない

⇒リア様に感情はあるが、目・口という生体として機能しているものではない。


・実は食事をする

⇒口っぽいところではなく、結び目付近に食べものを近づけるとシュッと吸い込む。

 他の人のリア様にも食べさせることができる。

 飴、チーズが好きで結構、食いしん坊。

 食べてもサイズは変わらない。


・神々は人に直接声が届けられない

⇒この世界には神々が実在すると確定しているが、姿は見えず声も聞くことはできない。

 人の姿になることもない(人格については不明)

 神々の声は人に理解できるものではないので、翻訳・通訳・仲介としてリア様が存在している。

 リア様は自分に知識があるのではなく、人々の疑問を神々に尋ねて代弁してくれている。

 だから、尋ねたことを答えてくれるのは、神々が教えてくれているということ。


・袋を縛っている感じの見た目

⇒使われている紐は家門によって色が違う。

 つまり、血統魔法や家系魔法が出た時に『結び直し』をしているので、小さい時とは紐の色が違う。

 それらの家門の魔法を持たない人々は、結び直しはしていない。


・紐を解くとくたっとするが縛るとまた『リア様』になる

⇒たしかにリア様にはなる……が、中身が変わってしまうので『何もかもが変わる』ことになる。

 家門の魔法が出た時の『結び直し』は、解く前に新しい紐を位置をずらして縛ってから古いものを解く。

 縛り方は人それぞれ。


・他人のリア様の紐は解けない

⇒結び直しでふたつの紐が結ばれている時だけは、他人でも古い方の紐なら特殊な聖魔法を持つ人だけは解けるが、基本的には自分だけ。


・結構高く飛べるし頭にも乗る

⇒初期設定では、重さを感じないのを『魔法でどうにかしている』としていたが、決定設定ではリア様自体に『重さがない』。

 袋の分くらいの重さは感じるかもしれないが、これもリア様がちょこっと浮いていたりするのでほぼ感じないことが多い。


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 もっと知りたいー! と思っていただけましたら、本編のネタバレにならない範囲でお答えさせていただきますので、ご質問くださいませ。

 追記してまいります。


初期設定 手書きメモ画像

 https://kakuyomu.jp/users/nekonana51/news/16818622176947377912

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