私にとっての地獄は誰かにとっての娯楽
\Xx0o0xX/
プロローグ
私はいつもと変わらない朝を過ごしていた
朝の4時に起きて家事をする
しなかったら殴られたり暴行をしてくるのでやらないと言う選択肢はない
そして少しでも手を抜いたりすると怒る
やらないときよりも手を抜いたときの方が酷く怒った
多分、子供に騙せると思われていると思うらしく
それが原因で怒りも激しくなり更に酷く私を傷つけるのであろう
その家事の手を抜いたときに喉に割れた硝子の破片が刺さり、私は喋れなくなった
病院に行けば喋れなくなるということは無かったと思うが私にはそれが許されなかった
だが、そのまま出血死したりしなかったのは運が良かった
こんなことをされているがやはり死ぬのは怖いことだから
私が家事をしているのは親がいないからである
正確に言うとお父さんがいない
お父さんは昔、私を庇い交通事故で死んでしまった
それからというものお母さんはまだ現実を受け止められていないのか仕事もしないで貯金やお父さんの保険の金で朝から酒を飲み、夜は知らない男に送られてくる
私は喋れなくなる前に「いつまで、お父さんに囚われているの?お父さんの分まで生きる為にそろそろ前を向かないと」って
そしたらお母さん
「お前のせいであの人は死んだのよ!あなたのせいで!あなたのせいで!あんたなんて産まなきゃよかった」
って感じで言ってきてそこから暴力が始まった
とうぜん、私は学校の友達や先生に相談したが、何をしても無くならずに、なんらな更に悪化していった
この頃になると学校で孤立していった
家の家事をして遊ぶ時間もないからだ
そして、いつの間にか無視されるようになっていた
先生にも相談したが何故か取り合ってくれなかった
今度はそこら辺の人に助けを求めたが見向きもされなかった
こうして、私は周りから路傍の石ころもしくはサンドバッグとして認識されるようになった
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