亡くなったおばあちゃんから洋館を受け継いだ、12歳の女の子ちとせ。
書斎でおばあちゃんの残した手紙を見つけた彼女は、なぜかこことは違う未知の世界に行くことに。
お城があるし、意地悪な王子様がいれば、妖精だっているというファンタジーな世界に迷い込んでしまいましたが、さらにそこでは、なぜかちとせは異世界の姫ということになってしまいます。
おかげでお城で高待遇を受けたり豪華なドレスをもらったりするのですが、ちとせが『異世界の姫』ということになっているため、周りでは様々な思惑が。
ちとせ自身は、全然そんなの望んでないのにーっ!
そんなことより、おばあちゃんの残した手紙を届ける方が、ずっと大事。
わけもわからず運命に翻弄されるのか。それとも自分の意思で大冒険の始まりか。
ちとせの異世界での物語、幕開けです!
童話作家のおばあちゃんの遺言で、おばあちゃんが住んでいたお屋敷を相続したちとせちゃん。
けどおばあちゃんの書斎を探検していたとき、不思議な笑い声に誘われるように、別の世界に迷い込んでしまいました。
そこは妖精やドラゴンのいる、ファンタジーな異世界。
ちとせちゃんはそこで、異世界の姫と呼ばれてあがめられますが、ちやほやされたいわけじゃありません。
意図せず来てしまった異世界ですけど、この世界の人の話を聞いているうちに、ある目的ができました。
それは書斎で見つけたおばあちゃんが書いた手紙を、この世界にいるある人に届けること。
だけどただ手紙を届けれるだけなのに、大きな事件に発展していきます。
おばあちゃん思いのちとせちゃんが、優しくていい子。
読み終わった後暖かな気持ちになれるファンタジー作品です。