頑張れ!社畜くんトリオ!
こだいじん
第1話 スパルタクスの話
なあ、日本のテメーらに聞くわ。
「スパルタクスの乱」ってどーんなイメージよ?
あれか?カッケエって思うか?
思うよなあ?思われるよなあ……。
「現実知らねえからんだわ、それ」
約6000人。言い方変えりゃたった6000人と言えばいいか?
「これでどーすると思う?…逃げるんだよ…クソみてぇな【ローマ】からよぉ!!」
紀元前73年。
そん時のローマといやクソみてぇな街だ。
戦、戦、戦。土地を馬鹿みたいに広げて。
で、それをだーれが『耕す』かって?
「俺みたいな自由がない自由奴隷だよ!!やってられっか!クッソ広い土地ばっか!しかも戦もある!」
あ?剣闘士だから安全な見世物小屋あるだろって?
「それが【コロッセウム】で見世化すんのは、だいーぶ後!あー、俺が死んでからか?多分!まあ、やべぇ生き物は俺も相当シバいてきたぜ?じゃねーとふっつーに『前線』ほっつき歩いてるから、猛獣。じゃねえと俺様が死ぬ!先ず死ぬわ!」
「けど、んなクソみてぇな生活も。今日までだ!!あんの【スッラ】の部下で!【ポンペイウス】と【クラッスス】とか言う奴がなあー!分かってくんねぇんだわ……何かよ?後1人居るらしいけど知らん。見つけたらぶち殺すけどなあ!…」
「…あ?つーか集まって来た人数よく見りゃ『6000人』超えてんなあ、約10万か…うしッ!てめぇら!今から
紀元前73~71年
ローマ市内にて剣闘士奴隷スパルタクス率いる。
【第三次奴隷戦争】勃発。
大農園で酷使させていた、奴隷達も加わりその数は約10万。
あの、【ハンニバル・バルカ】が超えたアルプス山脈を目指し、彼はただ純粋に【ローマ】から「自由」を求めた。
「スッラ様!【カプア】が落ちました!」
「クラッスス...【カプア】なんぞ過去にはあの男にも落とされた軟弱都市だ。そこは【捨てろ】。これより、奴隷共を『狩りに』行く!!」
「「はっ!!」」
このスッラと言う男。
過去には【ユグルタ戦争】で血も涙もない事をしていた。
スパルタクスの話、終わり
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