物語の終わりに、始まりがある

猫山知紀

絶望の物語

勇者は、世界を救える。

そんなのは戯言だ。

誰も魔王なんて倒せない。

だが、人々は言う。

小さな村の少年でも英雄になれる。

仲間との絆と勇気で運命を変えろ。

今こそ聖剣を手にするときだ。

でも、そんなものは幻想だ。

魔王の力は絶大だ。

勇者は震えた手で剣を握る。

もう力は残っていない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る