愛の闇と友情の悪魔

ゆーさな

愛の破壊と友情のドミノ

主な登場人物


鈴川 理彩(すずかわ りさ)

中一。みんなのムードメーカー。実は相当病んでる。誰かに愛されたい。

花沢 鈴(はなざわ りん)

中一。理彩との5年の時からの親友。アニメおたく。

高田 彩夏(たかだ あやか)

中一。理彩の事が本当に嫌い。病んでる。アニメおたく。結構性格キツめ



プロローグ

6年生の秋の初め理科の授業中


「ごめん。これ彩夏に渡し返して」

私―――理彩は回し手紙をあいだで届けてくれていた友達に返した。「え?でもこれ彩夏から届けてって・・・」

友達が困惑しながらもそういう。「大丈夫。返しといて。」私は素っ気なくその子に渡した。

(危ない。発作が起きるところだった)

そう。その手紙に書いてあったのは―――


私に二度と関わってこないで

気持ち悪い

話しかけんな

死んでおけ。もう顔も見たくない

お前なんか生きてる価値ねーんだよばーか


と、彩夏からの言葉。私は8年前のトラウマが蘇って来て息が荒くなる。そしていつも思う。

―――なんで・・・なんで私だけ・・・―――


1話 泣けないプレッシャー

中学1年春。私は都内の私立の女子校に通っている。小学校、人に寄っては幼稚園から繋がってる学校ため、編入生はいないからメンバーは同じ。大親友の山中陽梨(やまなか ひかり)と電車の時間を合わせて入学式に向かう。「あ、おはよ陽梨」新しい制服で新しい鞄で一からまたスタートできる。そんな希望を持ちながら2人で学校に向かった。

―――中学校側校舎中一階廊下―――

「えー!またなおと一緒じゃん!」陽梨がそういった。そう、みんな楽しみクラス発表。

(なおと一緒・・・って事は・・・A組。鈴川・・・鈴川・・・

クソっ、Bかよ)

「理彩?何組だったー?」陽梨はルンルンで私に聞いてくる。「Bだよー・・・あっ鈴と一緒やったァ〜!」鈴は私の大大大親友。悩みを唯一相談できる相手でもある。鈴と一緒になれて嬉しいのも束の間。彩夏と一緒だった。


―――中一B教室―――

(えーっと。25番・・・、・・・あっ)彩夏だ。

「おはよぉ!彩夏。どう?元気してた?」

彩夏に挨拶する。「あっ、おっはー!また一緒だね笑笑」「ねぇー笑笑」(良かった機嫌が良い)

彩夏は私のことが大嫌いだ。(言ってるだけ)6年の時から嫌われている。話しかけて返してくれたらまじで機嫌がいい日。無視されたらもう諦める。そんな関係が私にとって1番辛い。苦しい。生きずらい。じゃあ何で付き合うの?とかもう話しかけなければいいじゃんとか言ってるけど、そうじゃない。私は彩夏の事が大好きなんだ。私が彩夏の事が大好きなのはみんなネタにしてるし、本気とはみんな到底思ってないだろう。まあ、ガチ恋ってやつだ。キモいよね。わかってる。せっかく離れられると思ったのに・・・

―――HR―――

「クラス班決めます。皆さんくじで決めるから文句言うなよぉー」担任がそういう。班は1班四人で授業中のグループワークや文化祭の担当や弁当食べるグループもそこになるため、責任重大だ。「まず、1班。鈴木・・・中澤・・・」着々と決まって行く。そして悲劇は起きた。「三班。鈴川・・・花沢・・・高田・・・山本・・・以上。4班。・・・」

え?彩夏と一緒。彩夏の席をちらっと見る。


睨まれた

中指立てられた

はぁって言われた


泣きたい

これからどうしよう

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