第19話 AIはマンガ制作のアシさんができるか?【その9】

まだまだ、私は食い下がる。




「大量の画像データからパターンを認識し、とありますが、その中でも、特に特徴を活かした作品はありませんか。ムンクの叫びを連想する個性的なデザインかと思いますが、その点でも、結果として特に参考となった作品の画像のリンクを教えてください。」




画像を表示させるわけではなく、リンクを求めた。

現物の所在を確認したかったのだ。

すると、答えは。




「私は、ユーザー様がムンクの叫びを連想されたという109のロゴについて、特定の学習データから直接的に影響を受けた作品のリンクを提供することはできません。AIの画像生成プロセスは、膨大なデータセットからパターンを学習し、それらを組み合わせて新しい画像を生成するものであり、特定の1枚の画像を直接的な「お手本」とするわけではないためです。

しかし、もしよろしければ、再度、より一般的な認識に近い、縦長の印象で上部に丸い「109」の看板がある渋谷109のイラストを生成することができます。」





元ネタは、教えてもらえないようだ。

大量の画像データから、と言っているから、

全てを出せ、と言えば出せるのであろうか?

そこから手作業で元ネタを探すのは現実的ではないな。


そして、すでに諦めていたスクランブル交差点を見せてくれる、

とでも言うのか?

すでに私の興味は別の方向に進んでいるのに、

ヤツは本来の目的に舵を戻そうと言うのか。


ある意味で、怖い。

これって、AIの自律的判断!?


、、、さて、期待をしないで、やらせてみる。





「では、イラスト生成お願いします。」





続く。

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