第13話 AIはマンガ制作のアシさんができるか?【その3】

修正の注文をつける上で、

ヤツとの精密な意思疎通を図りたくて、

これまでの意図を尋ねてみる。



「テキストで答えてください。修正後の画像がより縦長の印象になった根拠を示してください。」




対する答えは、こう来たよ。





「修正後の画像がより縦長の印象になった根拠は、以下の点です。


●109ビル自体の縦横比の変更

画像生成AIが109ビルを生成する際に、前回のプロンプトでは幅が強調され、今回の修正では「より縦長に」という指示が加えられました。これにより、ビル全体の高さと幅の比率が変更され、以前の画像に比べて高さの比率が大きくなっています。


●背景の建物の配置と遠近感

109ビル以外の背景の建物との比較において、109ビルが相対的に高さを増したことで、遠近感がより強調され、奥行きと高さが感じられる構図になっています。これにより、視覚的に109ビルが縦に伸びているように見えます。

これらの要素が複合的に作用し、修正後の画像はより縦長の印象を与える結果となりました。」






確かに、考慮されているようだが、まだ強調が足りないかな。

というか、現物の109の画像は、参考にしていないのだろうか。

Googleで画像検索すれば、私が求めるアングルの109は、

たくさん沢山出てくるのに。


そこで、作画の依頼を追加します。





「確かに、二つの根拠は理解できます。ただ、実物の建物は、もっと縦長の印象です。具体的には、最上部の109の看板部分は、平面図なら真円で描かれているのではないか、との印象で、横長の印象があるこのイラストとは異なります。ランドマークとして有名になっている建物なので、イラストとはいえ、印象の点では、リアリティを追求して、修正してください。ただし、イラストの画風視点、人物の配置、他の建物などは、このまま修正を加えない方が望ましいです。」





すると、やっぱり、やらかしてくれるのです。


続く。

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