女隊長と少年の恋心10
「オークロード!!!僕を見ろ!」
レムを倒し他の兵士に攻撃を仕掛けようとしたオークロードはその言葉にマルクへと意識を向けた。
「はぁぁぁぁ!!!」
マルクは声を荒らげオークロードを切りつけた……が皮膚の硬いオークロードには傷1つつかない。
「それなら!」
マルクはレムが付けた傷跡に対して攻撃を仕掛けた。すると先程まで余裕だったオークロードだが、マルクの攻撃に怒りを覚え本気で攻撃を仕掛けてきた。持ち前のスピードでマルクはオークロードの攻撃を避けようとするも足を掠めた。
「く、くそ。これじゃ……」
足を怪我したマルクはどんどんとスピードが落ちていき次第にオークロードの攻撃を受けていった。剣で防ぐも力負けし、何度も吹き飛ばされボロボロになっている。
(このままではまずいです……でもレムから目を離す訳には…)
オークロードは次第にマルクを相手にあそび始めた。更に追い打ちを書けるようにオークロードの一撃でマルクの剣が折れてしまう。それでも……意識を失いそうで剣も折れてしまっても尚……闘志を剥き出しにオークロードに向かっていこうとした。
(少しなら……)
私は一瞬レムにかけていた白魔術を止めオークロードに向けてファイヤーボールを放つ。するとオークロードの意識が少しこちらに向いた……
「オークロード!!!」
そして、極限まで意識を研ぎ澄ましていたマルクがその隙を逃すはずもなく、運良く地面に落ちていたレムの大剣を広いオークロードを切りつける。
「ぐ、ぐぇぇ!!」
オークロードは胸を大きく切りつけられてふらつく。が……それでもマルクに攻撃を仕掛けてた。
「そんな攻撃で僕に……僕の心に勝てると思うな!!瞬剣撃!!!」
マルクはオークロードの攻撃を跳ね除け首を落とした。
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