救いの天使か、救うことに憑かれた悪魔か?

初陣の下り(40話後半)まで読み終わったので書きます。

医療への知識、作中のリアリティ、しっかりした文章、キャラの設定……。

上げると幾つかありますが、ごちゃごちゃになるのが目に見えているので、今回はキャラのクオリティに焦点を当てたいと思います。

主役のハンニバル少佐。ものすごく好みです。
あの失敗しない女医を思わせるほどに命を救うことに身命を賭けて常に治療にあたっているのに、名前はかのローマを絶望のどん底に追いやった大英雄、人喰いドクターと同じ。
この相反する要素の合体がまずたまりません。

おまけに、性格のギャップ。詳細書くとネタバレになるので書けませんが、普段の態度に言動と治療に入っているときの落差は読んだいてゾッとします。そのぐらいに鬼気迫っています。紹介の言葉が嘘ではないと実感していただけるぐらいには……。
特に出だし。最初の登場シーンは忘れられないですね。

勿論、キャラ以外に上げた要素もしっかりしているのでそこも見ていただきたいです!

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