第57話署長

鈴木警部補はパトカーを運転しながら、良美の無事を祈った。


自宅にたどり着いた鈴木警部補は直ぐさま良美を呼ぶ。


「良美ー!」

(鈴木警部補?)

「どうしたの?」

「何事も無かったか?」

「ええ。」

「良かった。」

「何かあったの?」

「うん。ツタンカーメンのミイラが生きて日本にいる。ツタンカーメンのミイラに触れられたものは、ミイラ化する。」

「復活したのね。」

「これから署に戻るが、良美も一緒に行こう。安全のために。」

「いいの?」

「うん。」


2人は署に向かった。


バサッ。

2人が署についた矢先、ある女性職員が驚いている。

「あなたは死んだはずじゃ。」

良美が取り繕う。

「私、双子なんです。」

「そっそう。お気の毒に。」

良美は後ろめたかったが。

「だっ大丈夫です。」


鈴木警部補が署長に訳を話す。

「この女性、僕の彼女でストーカー被害にあってるので署においてもよろしいでしょうか?」

「構わぬ。署長室で面倒みよう。」

「ありがとうございます。」

署長は何食わぬ顔で。

「お嬢さん、こちらへどうぞ。」

「はっはい。ありがとうございます。」

「良美、後でな。」

「うん。」

良美は署長の後を付いて行きながら、鈴木警部補の言葉の僕の彼女と言ったことに対して、余韻に浸っていた。


署長室ー。


「まあ、そこのソファーに座りなさい。」

「ありがとうございます。」

署長は良美をじっと見つめている。

「あの、何か?」

署長は良美の問いかけを無視し、良美を舐めるように上から下までじっくりと見つめる。

署長が良美に近づいてくる。

「若いって良いのう。」

「えっ?」

署長が突如、良美に襲いかかる。

「キャッ!辞めて下さい!」

「大声出しても誰にも聞こえやしないよ。」

「鈴木警部補ー!」

「股をいつも広げてるんだろう!わしにも広げろ!」

「いやっ!」

署長が良美の服を脱がそうとした矢先、ツタンカーメンの霊とツタンカーメンのミイラが現れた。

ツタンカーメンの霊が。

「良美は私の者。」

ツタンカーメンの霊がツタンカーメンのミイラに指令を出す。

「ツタンカーメンよ。こやつをミイラ化させるのだ。」

ツタンカーメンのミイラが署長に近づく。

「ひっ!」

署長は逃げようとするがミイラに追い着かれてしまった。

そして、ミイラは署長に触れた。

「うわああああーーー!」

「キャッ!」

署長はミイラと化した。

ツタンカーメンの霊は。

「いづれ迎えに来る。良美。」

そう言い残して、ツタンカーメンの霊とミイラはどこかへ立ち去ってしまった。


直ぐさま良美は鈴木警部補の所へ行った。


「良美!?」

「署長に襲われてっ、ツタンカーメンの霊とミイラが現れてっ。」

「何だって!?」

鈴木警部補は直ぐさま署長室へと行った。

「待って。」

良美も鈴木警部補を追い掛ける。


署長室ー。


「自業自得だな。俺が助けたかった。ツタンカーメンの霊とミイラは?」

「いづれ迎えに来ると言って立ち去ってしまったわ。」

「そうか。迎えには来させんけどね。ツタンカーメンに借りを作ったが良美は渡さない。」

「鈴木警部補。」


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