第9話ゲームの正体

「鈴木警部補がブレーカーを落としてと言ってくれたから、現場に駆けつけた警察官達が命を落とさずに済んだわ。」

「ツタンカーメンの魂は今、良美さんの中にいる。このゲームは一体何なんだ。」

「多分、分身だと思う。ツタンカーメンが私に言った。復活するためにミイラとなり、ゲームとして生まれ変わったって。」

「良美さん、僕の知人の先生が働いてるさわ研究所に行こう。先生に聞いたら何か分かるかもしれない。」

「、、、わっ分かったわ。」

「どうしたの?」

「ちょっちょっと、頭がズキズキして、、、。」

「ツタンカーメンか、、、。急ごう!」

「うん。」


鈴木警部補と良美は沢研究所へと向かった。


沢研究所ー。


横山よこやま先生。お久しぶりです。」

「ああ。鈴木警部補、どうしたんだい?そちらの方は?」

「早川良美さんと言って、保護している女性です。」

「初めまして。」

「大丈夫かい?顔色が良くない。」

「だっ大丈夫です。」

「本当に大丈夫?」

「大丈夫。心配しないで。鈴木警部補。」


「ところで、先生。このゲームなんですが、信じられないかも知れないけど、見た者は呼吸困難に陥り、その後命を落とすんですが。」


鈴木警部補は事の経緯を説明し、何とかしてくれるよう先生に頼んだ。


「ふむ。そのゲームにはある特定の周波数が組み込まれているやもしれぬ。よく子供が明るいアニメなどを見て、意識を無くすようなことに似ているかもしれない。」

「何とかする方法はありますか?」

「そのCDに上からほかのシステムを焼きつくしたらいいかもしれぬ。」

「どうかよろしくお願いします。」


先生はCDを焼きつくす作業に取り掛かった。


「いかん!このCDが反発しよる!まるで、意思を持ってるかのようだ!」

「他に、なす術ははいんですか?先生!」

「なす術はない。このゲームを人が触れないようにするしか。」

「分かりました。先生、ありがとうございます。」

「いや、力になれなくてすまない。」

「良美さん、行こう。このゲームを人里離れた山奥の土の中に埋めよう。」

「そうね。鈴木警部補。」


鈴木警部補と良美は先生に挨拶して沢研究所を後にした。


「何処に埋めるの?」

「山梨県の山にしよう。」

「銀座高級クラブさゆりに行ってから、ずっと車の運転してるけど鈴木警部補疲れてない?」

「大丈夫だよ。」

「本当に?」

「良美さんは心配性だなあ。」

「だって、私、鈴木警部補のことがすっ。あっ。心配で。」

「ありがとう。」

良美は鈴木警部補に告白しそうになったが、焦って辞めた。


鈴木警部補と良美は山梨県の山奥へと東京から高速を走らせた。


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