川
Iさんが小学生の時の話。
夏休みの宿題で地元の土地について調べるように言われたIさんは、お爺さんに変わった名所はないか聞いてみたのだという。
車に乗せられてたどり着いたのは何の変哲もない河川敷で、記念碑どころか看板も見当たらなかった。
お爺さんは特に何事もない様子で川を指し、
「むかしな、食べ物が無かった時代はこの辺によく子供が置いて行かれてたんだわ」
と呟いた。
「…じいちゃん、いつもの雑談みたいな調子で言ってたし、俺もバカだったからさぁ。特によく考えないでメモと写真とって提出しちゃってたんだよね」
Iさんの祖父は数年前に亡くなっており、件の河川敷の場所もIさんは忘れてしまったのだという。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます