まず、「筋肉ムキムキの子猫」がとっさに想像できなくて、気になりはじめる。試しに1話を読んでみたら、メルヘンなのか大人のキチャナイ世界なのかわからない舞台へ、地の文による容赦ないツッコミがハリケーンとなって、読み手を引きずり込む。「絵に描いたようなドタバタ」を、絵ではなく文で表現するパワフルさに驚き。これだけ笑えば腹筋は鍛えられようというものだ。ツッコミどころ満載の「筋肉ムキムキの子猫・世界一決定戦」には、子猫とは思えないツワモノたちがぞくぞく登場! そしてひとつの出会いがミケを…とんでもない運命に巻き込んでしまう(?)。果たしてこれは友情なのか? ふたり(二匹?)の出会いがたどり着く先を、刮目して見届けよ! 眼鏡クイッ!