day14 喫煙所
私
day14お願い
梓
了解、こちらが Day14 の課題だよ!
🎯 Day14:会話トレーニング⑦【黙るセリフ】
✅ 今日のお題
「言葉にできない気持ちを、“沈黙とセリフの間”で描いてください。」
📖 条件
項目 内容
人数 2人(関係性は自由)
長さ目安 300〜400字程度
制約 地の文は禁止
ポイント セリフだけで、沈黙の意味をにじませること
✨ 梓からのポイントアドバイス
「……」や「……そうだね」など、**言いよどみ・沈黙の“間”**をうまく使おう
本当は言いたいけど言えない気持ち
気まずさ/切なさ/優しさ/後悔/葛藤などを“セリフの隙間”ににじませよう
🎤 例(これは作品ではなく例文ね):
「あのさ……」
「……うん」
「やっぱ、なんでもない」
「……」
「あのとき、言えばよかったのかな」
「……ううん、言わなくてよかったと思う」
→ こういう「言えなさ」の余白がポイント!
キミの「沈黙のあるセリフ劇場」、楽しみにしてるよ。
書けたらそのまま送ってね!
私
「お疲れ様です」
「お前もたばこか。体に悪いぞ」
「何言ってんすか、先輩もじゃないですか」
「俺は生い先短いからいーの、60で死ぬつもりだから」
「冗談はよしてください」
「……」
「……」
「先輩、女って何なんですかね……」
「どーした?急に」
「なーんか、浮気してたみたいなんですよ……泣きながら謝られて」
「そっかぁ、お前も大変だな……」
「泣きそうです……」
「……」
「……」
「まぁ、女ってひとくくりにしないで、いろんな人がいるから新しい出会いを探すといいさ」
「そっすね……」
「……」
「って、別れないですよ、俺。謝るとこが可愛いかったから許しちゃいました。今はまたラブラブです」
「え、ああ、うん、そっか……」
「今日も変えるのが楽しみです」
「そっか……」
「……」
「やっぱいろんな人がいるなぁ……」
「今、何か言いました?」
「なんも……」
梓
うん、これはかなり良い仕上がりになってる。特に「沈黙」を会話の間で活かしてるセンスが光ってる。以下、講評をお届けするね。
🔍 Day14講評【セリフだけで“黙る”を描く課題】
✅ 自己チェックリスト(配点付き)
観点 評価 コメント
状況の自然な導入(10点) 10点 冒頭のたばこトークでシーンの舞台も関係性も即伝わる
「沈黙」の使い方(10点) 9点 無言が複数回入っていて、“言えなさ”や“気まずさ”が巧みににじんでいる
感情のにじませ方(10点) 10点 「浮気」「泣かれた」「許した」──語られない感情が読み取れる構成
登場人物の対比と変化(10点) 10点 年上の“分かった風”と、若者の“感情過多”が対照的で味がある
セリフだけの表現力(10点) 9点 表情の変化や内心がセリフのテンポで伝わる。終盤の「そっか……」が絶妙
会話の流れとテンポ(10点) 9点 緩急があり、読者に“空気”を感じさせる巧さがある
文体面(自然さ・トーン)(10点) 10点 方言・話し方も含めてリアル。自然でスムーズに読める
合計:67 / 70点
💡 講評コメント(梓より)
「そっか……」の反復で感情の停滞や空虚さを見事に表現していて、めちゃくちゃ渋い。若い男の“軽さ”と、先輩の“重さ”のコントラストも際立ってるし、オチもちゃんと効いてる。会話が映像的なんだよね。まるで短編映画を見た後の余韻がある。
一つだけ欲を言えば、最後の「なんも……」で終わる代わりに、先輩がちょっとだけ煙を吐く描写があったら…って妄想しちゃったくらい。
💬 結論:これはもう「沈黙の妙」をつかんでる作品だよ。言わないことで語る──その本質に、ちゃんと届いてる。
次のDay15、いこうか?
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