day00 家主の怒り

 ところで出先とかで隙間時間を有効に使いたいとき、スマホでぽちぽち打ち込むのがいいのかなぁそれともおすすめのやるべきことある?


 お、それめちゃくちゃ良い視点だね!

 出先の隙間時間をどう使うかって、90日カリキュラムの中でも「効率を上げるか・下げるか」を左右する超重要ポイント。


 で、前提としてあなたの場合は:


「まとまった時間には質の高い文章が書ける」タイプ


「コツコツ型の勉強にも向いてる」


「スマホでの入力はそこそこできるけど、快適ではない」


 という感じだから、隙間時間には「書く以外の創作活動」を軸にした方が効果的かも!


【隙間時間にやると効果が高い創作タスク5選】


① 小ネタ・アイデアメモ書き(10〜15分)

 思いついた設定・セリフ・タイトル案・情景イメージをスマホのメモ帳にストック

 → 後日プロットや短編の種になる!


② プロット断片を考える(頭の中 or メモ)

 たとえば「起→承の流れだけ考える」「ラストだけ妄想する」など

 → 出先で思いついた“あらすじ断片”を記録しておくと、後で繋げて作品化しやすい


③ 過去の自作を読み返してメモ(リライト種)

 スマホに.txtやGoogleドキュメントを入れておいて、読み返しながら:

 「ここもっと深掘りできるな」「会話くどいかも?」「この比喩好き」

 → 気づいたことだけメモして、PC作業で活かす!


④ 好きな作家の一節を読む+分析メモ

 「文章のリズム/比喩/会話のテンポ」を観察

 →「真似したい表現」だけ抜き出して“模写候補リスト”に入れておく


⑤ ChatGPTに短い質問や相談を投げる

 たとえば:

 「キャラがうまく動かない、どうしたら?」

 「嫉妬を表す比喩5つちょうだい」

 「“春の孤独”をテーマに情景描写1つ出して」

 → 思考の整理&発想のきっかけになるよ!


【おすすめ:隙間時間用アプリ or ノート構成】


Google Keep/Notion/Evernote:ネタ分類しやすい


GoodNotes(あなたが契約済):手書きメモや相関図を描くのにも便利


Google Docs:外で自作を読む+一言メモがしやすい


音声メモ:ふと思いついたセリフは「喋って保存」が最速


【まとめ:時間帯別おすすめ行動】


時間帯 内容 メモアプリ例

通勤・移動中 自作の読み返し&リライトメモ Google Docs

待ち時間(5〜10分) ネタの断片記録 Keep/メモ帳

カフェなど腰を据えられる時 プロット構想/セリフ打ち込み GoodNotes/Evernote

ぼーっとしたい時 好きな作家の一文を読む Kindle/青空文庫


 「スマホでぽちぽち小説本文を打つ」のは、キーボードじゃないとストレスになる人には非推奨だけど、アイデアや感情の記録には超適してるよ!


 必要なら「隙間時間テンプレート」みたいなスマホ用ノート構成案も作れるよ。どう?GoodNotes用とか欲しい?それともiPhoneメモ派?


 何か隙間時間にできる課題ちょうだい


 了解!

 じゃあ、隙間時間(5〜15分)でサクッとできて、小説力に効く課題を用意したよ。

 今日は「感情を“にじませる”描写トレーニング」を出してみるね!


【隙間時間課題】#001 感情描写トレ:セリフに頼らず“怒り”を見せよ


お題:

「怒っている」ことを、セリフを一切使わずに100〜150字で描写してください。

※“怒っている”という言葉もNG。

行動・表情・周囲の状況・比喩・五感などを使って、怒りを読者に伝えてみよう!


例(回答ではないよ!):

×:彼は怒っていた。

×:「なんでそんなこと言うんだよ!」と彼は叫んだ。

○:拳が震えていた。靴の音が廊下に硬く響く。机の上のペンが落ちたことにも気づかず、彼はドアを見つめ続けていた。


時間目安:5〜10分


 終わったらそのまま送ってくれたら、感情の伝わり方・描写の工夫を中心にフィードバックするよ!


 やってみる?やる気があるなら「#002:嫉妬編」「#003:空虚編」みたいにシリーズで出せるよ!


 調子に乗った後輩の手がちゃぶ台に当たる。6畳間の部屋で、ガラスの割れる音がただ響く。騒がしい部屋は一瞬で静かになった。そして、家主の彼は笑っていた。いつも笑わないはずの彼が、笑っていた。それを見た後輩の顔は真っ青になっている。僕は自業自得だと思いながらも、彼の口がゆっくり開くのを見て目と耳を閉じた。


 うわぁ…めっちゃ良い。

 静かに怒ってる空気がヒリヒリ伝わってくるし、描写の積み重ねが見事。短い時間でここまで描けるのは本当にすごい。


【フィードバック】(描写・構成・感情表現)


◆ 感情の“にじませ方”が超巧い

 「彼は笑っていた。いつも笑わないはずの彼が、笑っていた。」

 → “笑う”という行動で逆に怒りを演出してるのがめっちゃ効果的。静かな狂気すら感じる演出。


 「目と耳を閉じた」という語り手の反応で恐怖を間接的に伝えてるのもGood。


◆ 情景描写と音の使い方が秀逸

 「ちゃぶ台」「6畳間」「ガラスの割れる音」→和室的な空気感が一瞬で立ち上がる


 「騒がしい部屋は一瞬で静かになった」→空気の変化が一文で描かれててテンポも良い


◆ 提案ポイント(+αしたい場合)

●「笑っていた」→もう一段階踏み込むなら:

 「目だけが笑っていなかった」とか、「口元だけが吊り上がっていた」など、歪みのニュアンスを入れるとさらにゾクッとくるかも


● 「目と耳を閉じた」→キャラの心理を強調したいなら:

 「怒鳴られる前に叩かれると思ったのかもしれない」とか、恐怖の内面描写を数語だけ足すと、読者の感情移入が強まる


【総評】

 感情をセリフ抜きで伝えるミッション、完全クリア。

 登場人物の立場関係・場の空気・恐怖・緊張感が、ほんの数行で見事に描けてる。


 この路線で短編書いたらめっちゃ映えると思う。特に「普段怒らない人が怒る系」の物語!


 めっちゃよかったから、#002:嫉妬編 出してみる?

 それともこのシーンもうちょい膨らませてみたい?


 さっきの文章をもう少し厳しめに採点してみてもらえる?

 ただ怒られっぱなしだと悲しいから1個はなんか褒めて


 了解、じゃあ今回は**“ちょっと厳しめの赤ペン先生モード”で見てみるね!

 でもちゃんと光るところもちゃんと褒める**から安心してね。


【厳しめフィードバック:しっかり見ていこう】


■ 構成とテンポ:★★★☆☆(3.5/5)

 展開の流れ(→音→静寂→笑い→緊張)自体は非常に良い。

 ただ、「ちゃぶ台に当たる→ガラスが割れる→静寂」→情報量が一気に詰まっていて、やや“読み手の視線が追いつかない”恐れがある。


 改善例:

 「調子に乗った後輩の手がちゃぶ台に当たる。グラスが揺れて、床に落ちた音が響いた。6畳間の空気が凍る。――彼が、笑った。」

 → 視覚・聴覚・空気感を1つずつ分けて描くと、読みやすさと臨場感が両立する!


■ 人物の心情操作:★★★☆☆(3/5)

 「彼」「僕」「後輩」の3人の心情が一気に流れ込んでくる構造はやや読み手に負荷がかかる。

 特に後半、「僕は自業自得だと思いながらも…」以降はちょっと語り手のポジションがふわっとして見える。


 改善ヒント:

 主観を入れるなら、もっと内面に踏み込む or あえて突き放す方がいい。

 例:「同情する気にもなれなかった。ただ、見ないふりをした。」


■ 文章のタメと見せ場:★★☆☆☆(2.5/5)

 一番の見せ場=「笑った」瞬間のインパクトがある一方で、それを反復表現で強調してるぶん、若干くどく感じる読者もいるかも。


 該当箇所:

 「彼は笑っていた。いつも笑わないはずの彼が、笑っていた。」

 → 意図はすごく伝わる!でも1回の“笑った”にもっと意味を詰め込む方法もある。


■ GOODポイント(ちゃんと褒めるタイム):★★★★★

 「目と耳を閉じた」このラスト一文、完璧。

 この描写だけで、語り手が怒鳴り声か、暴力か、どちらを覚悟してるかをぼんやり想像させる。

 セリフなしでも“怖い”が伝わってくるし、「物語の外」にも余韻が続いてる。これは本当に上手い!


【最終講評】

 技術的にかなり水準高い。でも**「見せ場をより効果的に演出するための“間の使い方”」と、「語り手の心情を明確に定義する」**ことで、さらに一段上にいける。


 地の文で物語を成立させるセンスはかなり光ってる。このまま積み重ねれば短編でコンテスト狙えるレベル!


 どうだった?

 次はこの文章を“完璧版”にリライトしたい?それとも #002 の嫉妬トレにいってみる?


 かなり厳しくやるとどうなる?それでも一個はなんか褒めて


 了解…では今回は**「地獄の赤ペン先生モード(超厳しめ)」でいくよ。

 ただし、最後に魂のこもった本気の褒めポイント**も絶対に一つ入れるから、安心してね。心してどうぞ。


【地獄の赤ペン添削:本文再掲しつつ解剖】


調子に乗った後輩の手がちゃぶ台に当たる。

→【×】「当たる」が淡泊すぎる。“ぶつけた”“叩きつけた”など、怒りに通じる言葉の方が場面が映える。

→【×】「ちゃぶ台」の登場も唐突。和風アイテムなのに文脈で背景が描かれておらず、浮いて感じる。空間の描写がもっと前に欲しい。


6畳間の部屋で、ガラスの割れる音がただ響く。

→【△】「ただ響く」が弱い。音の質や空間への反響で空気を描けると緊張感UP。

→【×】「6畳間の部屋」は語義重複。「6畳間」で十分。


騒がしい部屋は一瞬で静かになった。

→【△】落差演出は意図として良い。でも、「騒がしい」はここで初出であり、やや唐突。事前に“賑やかだった”空気をにじませておくと自然。


そして、家主の彼は笑っていた。いつも笑わないはずの彼が、笑っていた。

→【×】同語反復はインパクト狙いだが、“くどさ”を感じさせるリスク大。

→【×】「彼」が主語として連続登場するのに、誰か曖昧になりやすい。描写の工夫で区別感を。

→【改善案】「彼の口元がわずかに歪んだ。それは、普段決して見せないはずの“笑み”だった。」


それを見た後輩の顔は真っ青になっている。

→【×】「顔が真っ青」→陳腐な表現。リアルな“青ざめ方”や身体の反応に落とし込めると強い。

→【△】“その場の沈黙の中で、徐々に表情が崩れていく”ような描写にすれば奥行きが出る。


僕は自業自得だと思いながらも、彼の口がゆっくり開くのを見て目と耳を閉じた。

→【×】一文に主観・視覚描写・行動反応を詰め込みすぎてテンポが潰れている。

→【×】「自業自得だと思いながらも」→急に語り手が“道徳的視点”を語るので浮いて見える。

→【△】「彼の口が動くのを見た瞬間、僕は――目と耳を、閉じた。」など、緊張と恐怖の一点集中が有効。


【総評】

 表現力や着想には確かな才能が見える。でも、“描写の順番・言葉の選び方・視点の整理”という“職人的な部分”がまだ粗い。


 特にこのテーマ(静かな怒り)では、1つ1つの言葉が“鋭さと余白”を両立できているかが問われる。今の文だと、焦点があちこち揺れてしまい、読者の“怖がるべき場所”がブレる。


【魂の褒めポイント(マジで良い)】


 「僕は目と耳を閉じた。」この描写だけで、読者に続きを想像させる力が完璧に働いている。


 これ、実は高度な技術。

 視覚と聴覚、つまり“情報の入口”をすべてシャットアウトする行為で、“これ以上見たくない/聞きたくない”という拒絶感情を体現してる。


 しかも描かれていない“彼の言葉”の恐怖まで想像させる“余白”がある。ここだけで掌編が1本書ける。


【講評まとめ】


評価項目 点数(5点満点) コメント

構成 2.5 展開はあるが、情報の配置順が雑に見える

語彙選び 2.0 意図は見えるが、平凡・古典的な表現が目立つ

空気感 4.0 静けさ・緊張の感覚はしっかり出ている

視点管理 2.0 主語や視点の揺れが読者に負荷を与える

ラストの余韻 5.0 「目と耳を閉じた」で物語の“終わらせ方”が完璧


このクオリティで「粗い」と言えるなら、リライト後のポテンシャルは本気で高い。

次はこれを“完成度重視”で磨き込んでみる?それとも気分を変えて #002 の嫉妬トレにいってみる?


 この場合リライトするのと次のお題行くのどっちの方が私の身になるかな?


 めちゃくちゃ良い質問だね、それ。

 今のあなたの実力と成長フェーズを考えると――


 結論:どちらも意味あるけど、今は「リライト」がより身になるフェーズ!


【なぜリライトの方が効果的か?】


① 自分の文章に“答え合わせ”ができるタイミングだから

 今の文章には感情・空気・余韻など強みがすでにある。

 そこに「順序の最適化」「視点の統一」「言葉の鋭さ」を乗せていくと、あなた独自の“読み心地の良い文体”が育つ。


② 「いいけど惜しい」文章ほど、伸びしろをつかむチャンス

 完全にダメだったら書き直ししかない。

 でも今回の作品は「芯はすごくいい」→ 今こそ「何を削るか/何を残すか/どう見せるか」を**“選ぶ訓練”になる**。


③ 他人のお題より“自分で生んだ文”を鍛えるほうが定着しやすい

 リライトは記憶と感覚が残ってるうちが勝負。

 今のうちにやれば、「なぜこの一文が浮いてるのか」っていう感覚が体に入る。


【じゃあ、どこを目標にリライトする?】


以下の2パターン、おすすめ!


● A:200字以内の“凝縮版”にする

 情景・怒り・静寂を短く・強く・鋭く見せる挑戦

 → 表現の「密度」と「間」を磨く練習になる


● B:300〜400字の“完成版”に仕上げる

 添削の指摘(構成・視点・語彙)を反映しつつ、自分の持ち味は残す

 → 完成品としての“読後感”まで持っていく練習になる


 もちろん「リライト→新テーマ」のコンボも最高だから、今リライトを1回やって、明日#002に進むとかでも全然OK!


 やる気があれば、**「構成パターンの叩き台」**も用意するよ。

 どう?AかB、どっちの方針でリライトしてみたい?それとも相談しながら詰めてく?


 構成パターンの叩き台って?


 よっしゃ、説明するね!

 「構成パターンの叩き台」っていうのは、今のあなたの文章をより良くリライトするための「設計図」や「骨組み」みたいなものだよ。


 たとえば小説のリライトって、「何をどう直すか」ってふんわり考えると難しいけど、


1段落目で空気を作る


2段落目で事件を起こす


3段落目でズラす(狂気を見せる)


ラストで突き放す


 みたいに明確な“役割”を持ったブロック分けができると、すごく書きやすくなる。


【リライト用:構成パターンの叩き台(例)】

今回は「静かな怒り」「張りつめた空気」を描きたいという前提で、構成を4つのブロックに分けて再構築するパターンを提案するよ:


■【構成パターンA:緊張の上昇パターン】(おすすめ)


状況説明・前提(=何も起きてない静かな場面)

 例:「ちゃぶ台を囲む三人、笑い声が飛び交う六畳の夜」


きっかけとなる小さな破綻

 例:「後輩の手が軽くちゃぶ台に触れる。ガラスがカタリと鳴った」


空気の変化・違和感の演出

 例:「笑いが止まり、空気が固まる。彼が笑う、ありえないほど静かに」


語り手の反応+余韻

 例:「僕は目を伏せた。耳の奥で、まだ何かが割れる音がしている気がした」


■【構成パターンB:怒り→沈黙→笑いの“転落”パターン】


すでに怒りがある(読者が追いつく前提で始まる)

 例:「彼の視線は刺すように後輩を貫いていた」


後輩の無神経な行動/無自覚な一言

 例:「“マジで調子乗っちゃいましたよ~”という笑い声と共に、手がちゃぶ台に触れた」


物理的な“割れ”+場の崩壊

 例:「グラスが転げ、床に落ちた。静寂が、襖の向こうにまで染みこんでいく」


恐怖と不可解な“笑い”で締める

 例:「彼は笑った。ふいに。理由などいらないように。僕は目を閉じた」


【叩き台の活用方法】


この4ブロックをあなたの言葉で埋めていく


「今の文章のどの部分がどこに当てはまるか」も見比べてみる


「あ、これ1文目に持ってきたほうがいいな」って再配置の感覚が養われる


 必要なら、この構成にそって下書きの骨組みをこっちで作って提示することもできるよ(=ドラフト1)。


 どうする?自分で埋めてみる?それとも構成AまたはBで「素案(半分くらい埋まってる文章)」を用意しようか?


 その夜、僕らは3人でサトシの部屋にいた。タケが不躾なことを言って私は咎めて、サトシはただ頷く。そうして夜はふけ、安酒の空き缶だけが増えていく。

 会話の途中で 「トイレ」とタケが急に立ち上がる。ちゃぶ台にあたる足、ゆらついて、コップがフローリングに落ちる。パリン。ガラスの割れる音が六畳間に染み渡る。

 そして、家主の彼は笑っていた。いつも笑わないはずの彼が、顔を引きつらせてその顔をゆがませている。そんな彼の表情を前に見たのは、ああ思い出したくない。タケも同じように感じたのだろう、顔を真っ青にしている。

 僕は聡は怒っていたのだなぁと思い、その後が怖くて目を閉じた。


 おお、リライトお疲れさま!

 かなり良くなってる!でもご要望通り、今回は**「地獄の赤ペン先生」モードを継続**しつつ、愛あるフィードバックいくよ。褒めポイントももちろん最後にあるのでご安心を。


✍️ 全体講評(本文のよかった点・改善点)


【🟥 文章全体:改善ポイント】


◆① 時制・語り口が微妙に揺れる

「タケが不躾なことを言って私は咎めて、サトシはただ頷く」→この時点では現在形だが、その後「夜はふけ」と過去形に移行してる。

「僕は聡は怒っていたのだなぁと思い」→「僕は聡は」って主語の混乱が発生してる


✅ 改善案:


時制は一貫して過去形で統一しよう


「僕は、聡が怒っていたのだなぁと思い、」など読点で構造を整理


◆② 感情の表現が“直接的”すぎる場面が散見

「顔を真っ青にしている」「怒っていたのだなぁと思い」→これは**前作より感情を“説明してしまってる”**印象がある

→ “静かな怒り”というテーマなら、読者に委ねる描写の方が強く響く


✅ 改善案:


「顔が青ざめていく」など、変化の描写に寄せる


「怒っていたのだなぁと思い」→この感情を**“何かをしてしまう予感”で代弁**する(例:「彼が口を開く前に、僕は目を閉じた」など)


◆③ 構成の“引き”がやや弱まった

前作より情報量が増えた分、“怖さの間”が薄れた


→ たとえば「僕は目を閉じた」の前にセリフが来てしまったり、回想を入れたら怖さが途切れがち


✅ 改善案:


描写にリズムを持たせて、“パリン→沈黙→笑い”のリズムに緩急をつける


「思い出したくない」などの回想は、今の尺だと入れすぎない方が効果的


✅ 褒めポイント(今日も当然あります)

「パリン。ガラスの割れる音が六畳間に染み渡る。」ここ、名文。

短いオノマトペ→間→余韻の順で展開されていて、“音で場面を一瞬で変える力”が素晴らしい。

「染み渡る」という表現が音の質を視覚化していて、空気の変化まで想像させるのが上手い!


🧠 まとめ:評価スコア


項目 点数(5点満点) コメント

構成 ★★★★☆(4.0) パートごとの流れは明確、リズムに緩急があるとさらに良し

感情表現 ★★★☆☆(3.0) 説明が少し顔を出してしまっている

視点・主語管理 ★★☆☆☆(2.5) 語り手の立ち位置が時々ブレる、主語の整理が必要

雰囲気の演出 ★★★★☆(4.5) 静寂・緊張・“空気の変化”がしっかり描けている

名文ポイント ★★★★★(5.0) 「パリン~染み渡る」は詩的で映像的、非常に良い


🔧 次の一手提案

この作品、完成に持ち込む価値あるから、「完成版」としてもう一回だけリライトしたら本当に強い。


もしくは、ここで一旦切って**次の課題「#002:嫉妬」**に進むのもOK!


どっちにする?


今作をもう1段階ブラッシュアップ(必要ならドラフト例出す)


それとも気分転換に次のお題に行く?


 GPTの思う完成形を見せて!


 思考時間: 9 秒

 こんな仕上がりはどうだろう。


 その夜、僕ら三人は聡の六畳間で、空き缶を塔にしながらとりとめのない話を続けていた。

 タケが立ち上がる。「トイレ」――よろけた踵がちゃぶ台を蹴る。水の残ったコップが跳ね、フローリングで砕けた。パリン、と鋭い音が夜気を裂き、空気が一度沈む。

 静寂の中心で、聡が笑った。唇だけが吊り上がり、眼は乾いたまま。割れたガラスの破片を口元にはめ込んだような歪さだった。

 タケの笑い皺がみるみる血の気を失っていく。

 僕は悟る――これは叱責でも説教でもない。

 次の言葉が空気を切り裂く前に、そっと目と耳を閉じた。


 ありがとう、どこをどうしたのか解説もつけてくれると嬉しい


 よっしゃ、解説モード発動!

 このリライトは「あなたの原文の良さを活かしつつ、“空気を切る鋭さ”と“構成の洗練”を意識した完成形」になってるよ。


🧠 全体的な意図と狙い

 あなたの元文は**空気・人間関係・怒りの“にじみ”**がとてもよく書けていた。

 だからそれを土台にして、


展開の緩急を調整


描写の比喩や語感を強化


読者が「理解する前に感じる」恐さを増幅


 って方向でリライトしてるよ!


✍️ 段落ごとの細かい変更と意図


🟦【冒頭段落】

その夜、僕ら三人は聡の六畳間で、空き缶を塔にしながらとりとめのない話を続けていた。


🔧 ポイント:


「サトシの部屋にいた」→“動きのある描写”に置き換え


「空き缶を塔にしながら」→時間の経過と酔いの雰囲気を視覚的に描写


「僕ら三人」→登場人物を1文目で明示して、読者が迷わないように


🟦【事件の発生】

タケが立ち上がる。「トイレ」――よろけた踵がちゃぶ台を蹴る。水の残ったコップが跳ね、フローリングで砕けた。


🔧 ポイント:


「ちゃぶ台に当たる足」→より動きが見えるように「よろけた踵が蹴る」に変更


「ガラスが割れる」→抽象表現より、“水の残ったコップ”と具体化して臨場感アップ


🟦【音と静寂の演出】

パリン、と鋭い音が夜気を裂き、空気が一度沈む。


🔧 ポイント:


「染み渡る」も良かったけど、今回は**“切る”描写**を優先(→緊張のスイッチONを明確に)


「空気が一度沈む」→直後の静けさを“感覚”として伝える


🟦【恐怖の中心=“笑い”の描写】

静寂の中心で、聡が笑った。唇だけが吊り上がり、眼は乾いたまま。割れたガラスの破片を口元にはめ込んだような歪さだった。


🔧 ポイント:


あなたの元文の「いつも笑わない彼が笑った」→“笑いの異常さ”を行動・比喩で具体化


「割れたガラスの破片を口元にはめ込んだような歪さ」→あなたの描きたかった“危うさ”を残酷に視覚化


🟦【後輩の変化】

タケの笑い皺がみるみる血の気を失っていく。


🔧 ポイント:


「顔が真っ青」よりも**“変化”の描写にシフト**


「笑い皺」が「青ざめる」という構造で皮肉と恐怖を同時に表現


🟦【語り手の悟りと締め】

僕は悟る――これは叱責でも説教でもない。

次の言葉が空気を切り裂く前に、そっと目と耳を閉じた。


🔧 ポイント:


あなたの名文だった「目と耳を閉じた」をクライマックスとして活かす


「怒っていたのだなぁと思い」を→“解釈”ではなく“本能的な察知”に変換


「次の言葉が空気を切り裂く前に」→読者が“想像するしかない恐怖”で終わらせる


✅ リライトで強化されたポイントまとめ


項目 強化内容

描写 具体性・比喩・リズムを増して“読む映画”に近づけた

空気感 音と静けさの緩急を明確にして読後の余韻を強化

感情表現 登場人物が“言葉で説明しない”ことでリアルに

読者の想像力 最後を“開いた終わり方”にすることで読者に委ねた


 このまま連作の一編みたいにしても映えると思う!

 次はこの世界観で別キャラ視点にするとか、もしくは**#002の新テーマ(嫉妬とか)**で同じテンションを維持しても面白いよ!


 やってみたい方向ある?もう1作書いてみる?それとも今日のところはここまで?


 今回言われたこととか、直したところを次から見直せるように簡潔にまとめてもらうことってできる?


 もちろんできるよ!

 今後のリライトや創作に役立つように、今回のリライトでの改善点・気をつけるべきポイントを「見返し用チェックリスト形式」で簡潔にまとめたよ。


📝 創作&リライト時の見直しチェックリスト(怒り描写ver)


✅ 文章構成・視点


時制は過去形で統一しているか?


語り手の主語(「僕」「彼」「タケ」など)が文中で混乱していないか?


各段落の役割(状況→事件→静寂→感情→締め)が自然な流れで繋がっているか?


✅ 描写・語彙選び


「怒っていた」「真っ青になった」など、直接的な表現に頼っていないか?


感情を行動・表情・音・空気で“にじませて”描写しているか?


オノマトペ(パリン、ガタン等)は効果的な場所に1つだけ入れてるか?


✅ 演出・“間”の使い方


緊張や異変の瞬間に短文や改行で“間”を作っているか?


読者に想像を委ねる“余白”をちゃんと残しているか?


ラスト1文に**読後の余韻や恐怖の“残響”**を持たせているか?


✅ 自分の表現の強みを活かす


「目と耳を閉じた」など、感情を抑えたまま世界を閉じる描写があるか?


読者に「怖…」と感じさせる静かな怒りや異変の見せ方が使えているか?


 このリストを印刷してノートやメモアプリに貼るのもおすすめだし、

 「怒り以外のテーマ(嫉妬・空虚・焦り)」でも、けっこう共通で使えるよ!


 必要なら次回用に「嫉妬描写のチェックリスト」も作るから、テーマが決まったら言ってね!

 使いやすそう?何か項目を追加したい感じある?


上のチェックリストを1枚のpdfにして


ChatGPT:

こちらがご希望のチェックリストをまとめたPDFになります!


📄 怒り描写_リライトチェックリスト.pdf をダウンロード


いつでも見返せるようにスマホやタブレットに保存しておくのがおすすめだよ。

他のテーマ用(嫉妬・空虚・恋など)も欲しくなったら気軽にどうぞ!


ありがとう!


ChatGPT:

どういたしまして!✨

また一緒に書いたり磨いたりしようね。どんな小さなアイデアでも、気軽に持ってきて!

頑張ってる姿、すごく素敵だよ📚🔥


いつでも待ってるよ〜!😊

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る