概要
どうしよう、余裕で好きだ。全然好きだ。
普通に話したいだけなのに、話しかけるきっかけが見つからない。
沙織は同じクラスの新堂翔に片想い中。
最初は、新堂の低く響く声に惹かれただけだった。
でも気がつけば、その声ごと彼を独り占めしたくなっていた。
失恋してもまだ好きだから――せめて応援したい。
けれど、「好き」と「独り占めしたい」は、簡単には切り離せなくて。
ちょっとだけビターで、ちゃんとハッピーエンドな高校生の恋物語。
沙織は同じクラスの新堂翔に片想い中。
最初は、新堂の低く響く声に惹かれただけだった。
でも気がつけば、その声ごと彼を独り占めしたくなっていた。
失恋してもまだ好きだから――せめて応援したい。
けれど、「好き」と「独り占めしたい」は、簡単には切り離せなくて。
ちょっとだけビターで、ちゃんとハッピーエンドな高校生の恋物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ハラハラドキドキしました!
キャラクターがけっこう出てくるのに書き分けできているのがスゴイ。
視点はきっちり主人公一人に固定されているのに、周囲にいる一人一人の気持ちの流れや人間関係が読者である私にも伝わってくる。
混乱させずにきっちり物事を読者に把握させるって、小説を書くにあたって基本なのだろうけれど、私はちょっと怪しい部分があるので尊敬します。
それに「ハッピーエンドです」と書かれていたのに読んでいる最中「こんな状況でどうやってハッピーエンドまでもっていくのだろう」とハラハラしたり、感情移入して一喜一憂したりしていました。
たんなるキャラクターではなく血の通った人間味を感じられてこそのハラハラドキドキです。…続きを読む