妹しか居ない異世界にイッたので妹ハーレムを作りました

ぶっかけ龍之介

プロローグ


――粘膜と粘膜が絡み合う



「あっ、はっ、はぁぁンっ……お兄ちゃんのっ……お、奥まで入ってぇ……っ♡」



――ただ、それだけのはずなのに



「んぁっ! はっ、ふっ、ふぁぁんっ♡ お兄ちゃんはげし……っ♡♡ あっ、私の弱いところっ、全部わかってぇ――あッ♡ あああぁっ♡♡♡」



――無限大に光が広がっていくような



「あっ、ふっ、あふぁっ♡ おっ、おにいちゃんっ♡♡ だいすきぃっ、だいすきですぅっ♡♡♡」



――世界と繋がったような



「んっ、んぁっ♡ はっ♡ あぁぁっ♡ い、イクときは――んっ! 一緒ですよっ♡♡♡」



――なんでもできるような



「あっ♡ ああっ♡ イクッ! イクイクイクゥゥゥッッッ!!♡♡」



――そんな気がした



「はぁ……はぁ……あ、はぁ……お兄ちゃん、今夜も凄かったです……♡」



「お兄ちゃん……?」



「え……? し、死んでる……!?」



覆い被さる兄の身体を揺するが、反応はない。ただの屍だった。



この日、最愛の兄は最愛の妹――その上で死亡していた。

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