第17話 ねぇ地霊って、そもそも何者?回 〜祝福生活はじめました〜
◇ ◇ ◇
王都からの帰り道。疲れた身体を引きずりながら、レイガたちはようやく村に戻ってきた。
「ふわ〜〜〜やっぱ田舎がいっちゃん落ち着く〜〜♡」(フィーネ)
「王都の建物は美しいけれど、心が乾きますわね……」(セリス)
「……影、恋しかった」(ノクス)
レイガ「いや影って……」
だが、帰ってきて早々、村人たちから次々に声をかけられる。
「レ、レイガ様! 王都に連れて行かれて無事だったのですね!?」
「それより……その……お連れの、美しい方々は……?」
「精霊様ですか!? いや、神様……!?」
「嫁です」
\\「「は??????」」//
◇ ◇ ◇
「というわけで、“地霊”って何か、そろそろちゃんと説明しようと思う」
レイガの発言に、地霊たちが一斉に「えー」とか「やっとかー」とか口々に反応する。
「いい機会ですわ。ちゃんと紹介して、皆さまに受け入れてもらわなくては」(セリス)
「てことで! 地霊プレゼン大会、スタート〜〜!!」by ミオナ(火)
\バァン!/
→セリスがホワイトボードとスライドを出す。なぜかフル装備。
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◆ 地霊ってなに?
セリス:「我々“地霊”とは、土地に宿る意思。人と“名”を結び、地に力をもたらす存在ですわ」
フィーネ:「つまりぃ、地霊がいると土地が元気になるって感じ〜? SNS映えもする♡」
リュミエ:「うむ……畑の野菜が……でかくなる」
クローネ:「屋根、直る」
ノクス:「侵入者、即バレ」
ルミア:「祝福、無限大!」
ミオナ:「あと唐揚げ! 炎の加減がプロレベル!」
レイガ:「お前らそれ、宣伝の方向性合ってんのか!?」
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◆ 地霊ズ紹介(村人向けver)
| 属性 | 名前 | 一言でいうと… |
|------|------|----------------|
| 火🔥 | ミオナ | 爆発する情熱。飯も爆発する。 |
| 水💧 | セリス | 毒舌上品おかん。紅茶とお説教が得意。 |
| 風🍃 | フィーネ | ギャル風洗濯番長。見た目自由人、内面は常識人(?) |
| 森🌿 | リュミエ | もふもふ癒し妖精。たまにツタでスキンシップ過剰。 |
| 鉄🛠 | クローネ | 無口DIY職人。ラブ=補強。 |
| 光☀ | ルミア | 謎に神々しい天然。炊飯器に祈る。 |
| 闇🌑 | ノクス | 闇からこんにちは。妹ポジで殺気担当。 |
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◆ 村人の反応
「えっと……つまり、皆さん……人ではないけど、力を貸してくださって……?」
「でも……ご飯作ってくれるし、野菜も育つし……なんかもう、普通にありがたい」
「……人より人間味がある気がしてきました……」
レイガ「彼女たちは、確かに人じゃない。けど、“一緒に生きてる”って感じがするんだよ」
「俺にとっては、ただの住み込み嫁ズ。――いや、大家族かな」
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◆ ラスト:その夜
地霊たちと囲む食卓。
「唐揚げ、焼きたてだよ〜♡」(ミオナ)
「塩加減、完璧に整えましたわ」(セリス)
「洗濯物、今夜の星で乾かしてるよ〜」(フィーネ)
「……天井補強済」(クローネ)
「いただきます……の影」(ノクス)
「祝福のごはん、あったかいよ〜」(ルミア)
「む、虫、焼いておいたのじゃ♡」(リュミエ)
「いや誰も頼んでない!?」
笑い声と光が満ちる食卓。
レイガは、静かに思う。
(これが、俺の“地”だ)
(みんなで生きる、“場所”だ)
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