第12話 地霊・村運営・ゆる議会(仮)

王都・迎賓館の翌日。

王都史上、最も属性が飛び交う会議が、幕を開けた。


その名も――


\\ 地霊・村運営・ゆる議会(仮)!! //


(正式名称は誰も覚えていない)


「よーし! 第1回、村会議はっじまるよー!!」

司会:ミオナ(火)


「開始の鐘くらい、爆発以外でお願いできるかしら……?」

副司会:セリス(水)


「ピシャアアン!!」

(爆発音)


「まーた天井割れた!?」


【議題①】

『来客用の道案内、どうする?』


「看板、立てようよ! かわいいやつ!火で燃えないやつ!」(ミオナ)

「……前回、火で案内しようとして森丸ごと焼けたの誰でしたっけ?」(セリス)

「ひとこと多いぞ、セリスーッ!」


「風で匂いを届けるのはどう〜? 道に“焼き魚の香り”とか」(フィーネ)

「それ完全に野犬しか来んやつ……」


「わらわ、苔の形で方向を示すぞ! 緑の光で……神秘感あるじゃろ?」(リュミエ)

「いや見えねえのよ、夜道だと」


「……アプリ、つくった。GPSつき。ダウンロード、無料」(クローネ)

「地霊技術、ついにスマホ圏に突入!?」


「……光の粒で、飛ばすよ。道に……ぽふぽふ光るやつ……」(ルミア)

「演出だけで予算吹っ飛ぶヤツや!!」


「……全部やると、道がカオスになるね……」(ノクス)


【議題②】

『朝食当番を公平に!』


「これは!! 戦争だああああああ!!!」(ミオナ、即火柱)


「平和的にじゃないとダメって言ってるでしょ!? 燃やさないで! シリアルも焦げた!!」


「ほらぁ、私が作ると“王都レベルの紅茶トースト”が出ますのよ?」(セリス)

「メニュー名がイキりすぎ」


「風で焼けるよ〜〜! うまくいけばトルネードオムレツ〜〜!」(フィーネ)

「うまくいかなかった場合、どうなるの?」


「……屋根、焦げる」(クローネ)


「森の実だけで作った、無添加モーニングセット……どうじゃ?」(リュミエ)

「……それ、正直まずそうだよね」


「……私は、見てる」(ノクス)

「役割分担しよう? まず、食べよう?」


「……朝食の光、照らす」(ルミア)

「もうちょい栄養価で考えて!!」


【議題③】

『村の正式名称どうする?』


「炎と嫁の里、どう!? 略して“えんよめ”!!」

「絶対炎上する未来しか見えないネーミング」


「“七属性リゾート・ナーミィ村”とかどうかしら」

「急に意識高いスパリゾ感やめろ」


「“風と忍と焼き魚”村〜〜」

「個性だけ強すぎるのよ君は」


「“森の静寂と苔の民”」

「同人誌かな?」


「……“レイガ村”」

「急に私物化しないで!?」


「“光るまち”」

「うん、ちょっと可愛い」


「“黒いまち”」

「対立させないでぇぇえ!!!」


最終議案

「とりあえず……これ全部、まとめて名前は“保留”でいいんじゃないかしら」

(セリス、最終的に投げた)


「異議なーし!」


「ご飯まだー?」(ルミア)

「寝ていい?」(ノクス)

「じゃあ爆発で締めるよー!」(ミオナ)


「やめろォォォ!!!」(全員)


次回予告

『王都からのおかわり案件!? 七人の嫁、王の間に突入』

王様「うちにも1人嫁がほしいのだが」

→大炎上。

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