実は有名歌い手の俺がSNSで投稿した「歌ってみた」が、クラスの美少女に推されてる件
そーた
俺は歌い手
みんなは音楽って聴くよな?
俺の名前は
俺は昔聞いた歌を聞いて、俺も歌を歌いたいなって思ったんだ。
だから高校生になった俺は今…動画配信サービスである”ミーチューブ”で歌い手として活動している。活動自体は中学生からしていたが、本格的に活動しようと思ったのは高校生からだ。
この防音室の部屋にマイクとその他機材を置いて今日も歌っていくんだ。
「…それにしても本当に登録者数増えまくったな」
そう、俺のミーチューブチャンネルの登録者数が270万人を超えたんだ。ここまで人気者になったんだ。
歌ってみた配信もしているんだけど、その時に凄いスーパーチャットが来るようになってな、1万円超えていたような…。
「…後はカメラカメラ」
カメラのRECボタンを押して録画を始める。
「あ、あ、マイクチェック…」
マイクチェックを終わらせて、歌う準備に入る。
「…1,2,3」
こうして俺は歌い始めた。
4~5分もすれば歌い終わる。
こうして歌い終わった俺は、撮った動画を確認してパソコンの編集ソフトに動画を送り込み編集、少しいじったら終わりなのでサムネを編集して投稿する。
「…投稿し始めた瞬間からかなりの人が見てくれているな」
すぐ投稿すると1分で5600再生されていた。
これだけの人に自分の歌を見てくれていると考えると嬉しくなってきたな。
そんなことを考えていたら俺のスマホの通知音が鳴った。
どうやら姉からのようだった。
姉「最近どう?」
俺「まあボチボチやれている方だわ。そっちはどう?」
姉「また彼氏作れなかったよ~」
俺「そうか」
姉「ちょっと反応薄くない?!」
俺「興味ないからな」
姉「出来たら教えろよ~?」
俺「やだ」
姉とのやり取りを見返す、姉は彼氏を欲しがっているのだが、俺にはその気持ちはよく分からなかった。
…まあ俺なんて結構顔地味だし、女子受けなんか絶対しないだろうしな。
俺はスマホを充電し、シャワーを浴びて寝ることにした。
__________
鳥の鳴く声で目覚めた俺は、顔を洗って朝の準備をしていた。
高校生ながらに一人暮らしをしていると様々な悩みが出てくるのだが、そのうちの代表例がごはんだ。
ごはんは基本、コンビニや、スーパーで安売りされていたパンを買って食べている。栄養面を心配すると思うのだが、両親の仕送りから計算して、これくらいじゃないと活動するときに余裕がないのだ。
「…今日は適当にカレーパンでも食べるか」
棚にしまってあった菓子パンの中からカレーパンを手に取って封を開けて食べる。カレーのスパイスとパン生地がうまい具合に調和して美味しく感じる。
食べ終わったら玄関で靴を履いて扉を開けて学校に行く。
「…今日は久しぶりに自炊してみようかな」
帰りはスーパーによっていこうかなと思った俺なのであった。
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