詐欺師の手ロ

加賀倉 創作【FÅ¢(¡<i)TΛ§】

詐其欠師①毛ロ

 どうも、自称光の詐欺師、加賀倉創作かがくらそうさくです。


 突然ですが、とある新聞記事の一面を。



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 日扇日光年(令和7年)5月21日 木曜日 

       創作新聞(朝刊)


 露からの輸入穀物類の伸率、9000%超!!


 【ソース】

 令和7年5月21日 財務省 報道発表

 令和7年4月分貿易統計(速報)

 p20 主要地域(国)別商品別輸入

 ロシア 令和 7年 4月分

https://www.customs.go.jp/toukei/shinbun/trade-st/2025/2025044.pdf


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 上記は当然、架空のものです。


 併記URL(財務省発表)のpdfの、20ページ目には、今年(=令和7年)4月の国別商品別輸入に関して、「ロシアからの穀物類の輸入は、111,45トン、前月比で伸率9110.7%だった」と読み取れる表が掲載されています。


 『9000』という数字は、多くの人の目に、印象的に映ると思います。

 

 換言すれば、「9110.7%≒90倍超」、でしょうか。


 『90倍超』でも、非常に大きな変化量には変わりありませんが……


 なんとなく、衝撃的印象インパクトが小さくなった気が、しません、でしょうか?


 何が言いたいのかというと……


 『単位を変えれば、見かけの数字の桁を増やすことができ、印象操作が可能』


 ということです。


 詐欺師は、なんらかの意図に基づいて、物事の本質を表面的に誇張、あるいは逆に矮小わいしょう化するために、数字を都合よく操作します。


(「詐欺師」というのがどんな存在なのか、どこに蔓延はびこっているかは、拙作にお目通しくださるみなさまのご想像にお任せします)


 もっともらしいデータを瞬間的に、他データと同時複合的に見せられた観測者は、その詳細については面倒なので考えない、あるいは能力的に理解できない、ことが多い、いやほとんどなのではないでしょうか(そんなのは決めつけだ、というお声を期待してそのように書いております)。


 よって、詐欺師側にとっては、単位が何であろうとデータの本質が何であろうと、その数字の衝撃的印象インパクト並びに本質とすり替えられた洗脳事項が観測者に届きさえすれば、なんだっていいのです。


 バ力にし過ぎ、とのお叱りの声を受けるかもしれませんが敢えて言いますと、ここでの例で「9110.7%イコール9000倍くらい」と捉える観測者も、少なくない数、いるはずなのです。


 繰り返しになりますが、9000だろうと、90倍だろうと、ここでの例に関しては、大きな変化量です。


 ちなみに、そもそもなぜロシアからの穀物輸入が急増するのか、という理由については、敢えて触れないことにします。


 ——とは言いつつも我慢しきれずほんの少し触れますと、あれだけ経済制裁と称した事実上の「経済戦争行為」を仕掛けておきながら、輸入大国——生殺与奪権対外譲渡過剰推進自爆国家——たるこの国は、もはや憎き敵と詭弁きべん的詐欺的にレッテルを貼った対象にも、頼らざるを得ないということです。


 ちなみにちなみを重ねると、私加賀倉は、親口シア派ではありません。


 純度1000‰自分自身の問題でない限りは、平坦フラットにしか世界を見ていないつもりです(出力は曲面的かもしれない点を前もって謝罪します)。


 数字印象操作の例を、他にもあげます。


 「放射線」なんていうのはどうでしょうか。


 そもそも放射と放射の違い、原子核崩壊量ベクレル(これが放射能)と放射線吸収量グレイ生体被曝影響度合いシーベルトの違いを理解していない発信者によって、同じくそれら違いを理解していない受信者が、あるかどうかわからない恐怖に踊らされ続けている、という点は一旦脇に置いておきます(この記述は放射線の健康や環境への影響を軽視する意図を込めたものではありません)。


 シー卜べノレトに関しまして、下記のような数字があります。



〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

 【0.01mSv〜】=【10μSv〜】

 歯科レントゲン撮影


 【0.1mSv〜】=【100μSv〜】

 胸部X線(健康診断)

 飛行機による地球規模移動(高度による宇宙線増加由来)


 【1.0mSv〜】=【1000μSv〜】

 PET検査(フッ素18的¡🔥pomp?癌検査)

 胃X線健診

 一人当たり年間自然放射線被曝


 【10mSv〜】=【10000μSv〜】

 CT検査

 

 【100mSv〜】=【100000μSv〜】

 原子力・放射線取扱業者線量限度(5年間合計)

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


 何が言いたいのかというと……


 ミリ(m)の1000分の1を示す補助計量単位マイクロ(μ)の正確な意味を知らない人からすれば、表面的には、「μ」はもはや盲点となっていて、『単に桁が1000倍に増えたもの』にしか見えていない可能性がある、ということです。主観に過ぎないかもしれませんが、「m」も「μ」も視覚的には似ていることですし。


 つまりは、


 問題を矮小化して取り上げたい時は「mSv」を、

 問題を誇張誇大して取り上げたい時は「μSv」を、


 と使い分けることで、詐欺師は詐欺をはたらくのです。


 そしてさらに、その数字の簡単な操作の裏には、「無知者お断り」と言わんばかりの複雑怪奇構造が隠れています。


 先にあげた生体被曝影響度合いシーベルト(ここでは「実効線量」を指します。意味不明ワードですが後述します)の算出は、原子核崩壊量ベクレルに基づいた放射線吸収量グレイに修正係数を乗じて行われます。


 放射線吸収量グレイに乗じるのは、


 まず、放射線の種類——荷電粒子線なのかそうでないのかあるいははたまた電磁波の類なのか、つまりはヘリウム原子核的α線なのか、電子的β+線あるいはβ-線なのか、電磁波的原子核内放出γ線あるいは原子核外放出X線なのか、はたまた水素原子核的陽子線なのか中性子線なのか——の違いによる放射線加重係数の考慮。


 加えて、放射線を被る場所(組織・臓器)の違いによる組織加重係数(それらはしばしば口ックフ工ラ一的医学書という名の大言壮語の下、独断かつ定期的に見直される)も考慮。


 ※グレイに加重係数のみを乗じたものも、等価線量(単位:Sv)で表されますが、生物学的に、我々の体の特定の部位に、実際の健康にどの程度影響があるのか、という観点においては、『実効線量』としてのシーベルトを見なければなりません。


 つまりは、

 ベクレル→グレイ→【放射線種類由来影響度差異】→等価線量(Sv)→【被曝部位由来影響度差異】→実効線量シーベルト(Sv)

 です。


 さらにさらに、科学——宗教かもしれないもの——を現実の現象レベルに落とし込むのであれば、物理化学生物学ひいては環境学、エトセトラ、の要素も考慮しなければなりません。


 そうして初めて、多角的包括的実際的視点が得られるのです。


 ここまでのような、あれこれ用語をいじくり回す記述は、マウントとりのように聞こえるかもしれませんが、事実として、「専門家」という肩書きの何者かによって、微視的で限りなく机上の空論に近い議論が、遊◯王とポ◯カとム◯キングを同じフィールドでプレイする(ハンバーグにおける生卵的な分野間の繋ぎが不在です)かのように、お昼のワイドショーなんかで、繰り広げられています。


 意味不明の用語、情報の洪水、わかりやすく小さなあるいは大きな数字があれば、詐欺師は無知の素人を、容易く騙すことができます。騙せなくても、都合のいい方向へ誘導できます。


 「都合のいい方向」というのは、「自分の頭で考えないわかった気になっている集団が附和雷同同調圧力の磁石で手まねく方向」という意味です。


〈シー卜べノレトが異物混入しておりました〉

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詐欺師の手ロ 加賀倉 創作【FÅ¢(¡<i)TΛ§】 @sousakukagakura

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