はーれむ革命
ゆらゆられたす
ぷろろーぐ革命
「
「…はぁ?なるわけないでしょ、頭沸いてるの?」
「ええ、沸いてるわよ?沸いてなきゃこんなことは言わないわ。あなたのハーレムって、芳醇な百合の園になる可能性を秘めているの。そのためには、貴方は女の子でなくちゃいけないのよ。」
そう言う私の顔をじっと見つめた後、深くため息をついた葵は、これ以上付き合っていられないといった風に後ろの席に座るハーレムメンバー1号の
葵ったらなんで分かってくれないのかしら? ハーレムって即ち百合の間に男が挟まっているということでしょう?なら滅ぼさなきゃ(使命感)。まぁ、そりゃ滅するはさすがの私もやりすぎだと思うわよ?でもTS、それも可変式だったら許されてもいいと思うの。ねぇ、みんなもそう思わないかしら?
「はいはい、いつものいつもの。付き合ってらんないね」
「あ、葵くん?
「気にしないで美咲。あれは、どーせろくでもないことを考えている顔だよ。いいか?あいつがたとえ仲間になりたそうに見ていたとしても、戯言を吐いているうちは無視でいい。うちの馬車はもうパンパンなんだ、面倒を見切れない生き物は買ったらだめだろう?」
む、それは聞き捨てならないわね。葵は私を道端で拾える雑魚魔物だとでも思っているのかしら?もし?そうだとするならば、寂しそうに去ってなんかやるものですか。
そう、今から私はキラーマシンよ。今まで、雑魚とののしられ、見向きもされなかった魔物たちの恨みは今日!今!ここで!私の力となる!
「ウィーン、ガガガガガ、シャキーン。ふははは、仲間にしてもらえなかった魔物がどんな扱いを受けるか考えもしなかっただろう?勇者、葵よ。我ら魔物側は決死の覚悟で魔王軍に背いたのだ、仲間になれなかった以上待つのはそれ即ち魔王軍による粛清。何と悔いの残る魔物性だったろうか。あぁ、かわいそうな同胞たちよ、我ら積年の恨みは私が勇者へ思い知らせてくれるわ!TSを拒むなら、せめてその一物を使い物にならない状態にしてくれるわ!」
「ちょっ、まっ、最後のそれが本命だろっ!。おい…まて話をしよう、その定規を下すんだ。あとで、ジュース奢るから、な?」
「問答無用!」
「おわぁ!」
「ほっ、ふっ、はぁっ。ちっ、ちょこまかと...」
長めの定規を手に笑顔で葵を追い掛け回すけれど、さすがに素の身体能力では勝てないわねぇ。ならば狙うなら足、定規のリーチを使って、避けなければ回避に支障が出るだろう攻撃を繰り返す。そして、葵の意識が攻撃に集中している隙に、周りの机を利用し、退路を狭め誘導する。よしっ、角に追い詰めたわね。
まぁ、葵のことだから分かってて誘導されたほうに8:2くらいかしら?相変わらず厄介よねぇ。ずるいと思うわその身体スペック。こうまでしても、身体能力のごり押しで私なんて軽々飛び越えられるでしょうから。まぁ、私も?負けるつもりなど毛頭ないわけで?だからこそ、使うのは伏兵よ。
「そこよっ、お願い
「...あいよぉ、百合奈ぁ」
少し間延びした声とともに、葵の首がぬるっと背後から突然出てきた長く美しい手に捕まれる。これが、素人の不意打ちだったら葵は即座にその腕力で引きはがせたでしょうけど、相手は桜。手が触れる瞬間まで完全に気配を遮断さしていたそれは、数舜葵の思考を停止させるには十分であり、その間があれば、私の特注
踏み込みと同時に両の手を突き出す。グンと勢いの増した定規の先端は、それはもう見事に葵の急所に吸い込まれ、私は確かな達成感を得るのでした。めでたしめでたし。
「ぐっふぉお!!!ぐぇ、かはっ。」
腹を抑え、”ぉぉぉ”と情けのない声で悶絶する
「ふふふ、どうだ勇者よ。それが、今までお前に捨てられ、寂しそうに去っていった魔物たちの恨みだ。次は、その自慢の息子が体からおさらばするだろうな」
「ぅぅおぉ...おのれ魔王の手先め、覚えてろよぉ」
痛みに悶え、恨めしそうに私を見上げる葵は無視よ、無視。いいとこに入ったみたいだから、玉は5分くらい降りてこないんじゃあないかしら?そ・れ・よ・り!先ほどから褒めてほしそうに、本越しにこちらをちらちらと伺っていた桜を視界いっぱいに収めるのが先決よ。
「んぅ、いきなり抱き着かないでよ百合奈ぁ。本に折り目が付いたらどうするのぉ?」
そういいつつも、顔には嬉しそうな笑顔を浮かべているわね。かわいい。
”ちょっと待ってて”と持っていた本にしおりを挟み机に直した後、改めて桜は私の愛の抱擁に応じてくれる。
んー!なんていい子なのでしょう。まさに天使ね、エンジェルオンゴッデス!
そ・れ・に、抱き心地も最っ高!ふわふわで、いい匂いするし、何より安心する。やっぱり女の子しか勝たん(迫真)。やっぱり、特筆すべきは胸よ胸。こんなにふわふわで柔らかいものを女の子に付けていてくれてありがとうございます!と創造主にお礼を言いに行きたいくらいね。それでいて、芸術的な曲線美、数学者たちが数式で再現しようとするのも頷けるわね。まさに生命の神秘といえるわ。ふつくしい!そして、胸に負けず劣らずなのがこのお尻よお尻。張りがあって上向きいいお尻だわ。時たま枕にすることがあるけど、なんど使っても飽きないその中毒性は一種の依存性のある薬物に近いともいえるわ。程よい弾力に、こちらの頭の形に合わせて変形する伸縮性もあるとかずる過ぎない?最高級の枕でもあれには勝てないと思うわ。太もも、ふくらはぎ、二の腕、肘、膝、おなか、お臍、挙げれば女体の神秘なんて10万文字でも語り切れるわけがないわ!私は桜の細胞の一片でも愛でられる自負があるわ。でも、その中でも何といってもやっぱりトップオブトップは顔よね顔!ちょっとたれ目気味な目が、こちらを向いたときに”きゅーっと”さらに垂れるところなんて最高以外の言葉では表せないわ。あの脳内映像は、私のご飯のお供ランキング生涯1位を維持するでしょうね。うへへ、思い出しただけでよだれが...っといけないいけない。今は考え事よりも、桜に抱き着いたことにより今もこの私の腕に当たる柔らかい感触、至近距離にあるご尊顔、そしてほのかに香る匂い。それらを堪能することに脳のリソースのすべてを使うときよ!。
「すぅっっっっっ――――――、はぁぁぁぁ」
桜の名に恥じぬ春の訪れを感じさせる匂いが、私の鼻を通して脳まで突き抜け、各細胞ひとつづつにいきわたるのを感じるわぁ。最っ高。これは万病に効くわね(断言)。異論などはあってはなわないわ。
「んぅ…百合奈ぁ?ちょっとくすぐったいよぉ」
「まだ駄目よ。もう少しサクラニウムを摂取させて頂戴」
「もぅ、しかたないなぁ。じゃあ、わたしもユナリウム摂取するぅ」
そうして暇があればお互いの成分を摂取し合うのが私と桜の日常。いくら摂取してもし足りないわ。1日の摂取量に上限がないなんてなんて良いものなのかしら。
そうこうしているとバタンと、いつもより強めの勢いでドアが開かれる。
「葵せんぱーい!愛しの
いつも通り明るく、元気いっぱいね。花梨は。いつも、葵をぐいぐい引っ張って振り回しているから、葵がTSした暁には是非ともハーレムメンバー2号として、そしてタチとしてその本領を発揮してほしいところだわ。ちなみに美咲もタチね。葵は総受けです。異論は認めません。
「あれっ、葵先輩どうしたんですか?ぽんぽん痛いんです?」
よほどイイ所に入っていたらしく、未だに腹を抑えている葵に少し心配そうに花梨が声をかける。
…花梨と美咲に抱えられ、起き上がる葵に少し睨まれた気もするが、それは気にしない。私はまだ本日のサクラニウムを摂取しきっていないのよ。
そうこうしているうちにすでに十数分が経っていたみたい。今日も掃除当番に捕まっていたらしい、私たちの研究会最後の一人が少し居心地悪そうに入ってきたわね。
「おまたせ?」
ちょっと遠慮気味に入ってきたハーレムメンバー3号、リィンはつかつかと歩き、葵の前の席に着席したわね。彼女は美咲や花梨相手だと受けね。葵相手だともちろんタチになるはずよ。私のサイド〇フェクトがそう言っているわ。
…リィンも来たことだしそろそろ、本日の研究活動を始めなきゃいけないのかしら。はぁ、桜の胸が恋しいわ。
「よし、リィンも来たことだし本日の研究活動を始め【きぃぃぃぃん】―――っっっ!!!」
突然、耳の奥から脳に響くような耐えがたい音が鳴る。私はその不快感と頭の中で倍々に増幅していくような衝撃に耐えられず、近くにいた桜に覆いかぶさるようにして倒れこむ。歪む視界で辛うじて確認できた桜は、まさに今私と同じ感覚に陥ているであろうことが予測できた――――やば、脳がこれ以上はまずいとシャットダウンしようとしているのを予感する。せめて、死ぬのであれば、さく…らと…い…っ…しょ………
こうして、
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2026 1/17 1話、2話を大きく書き直しました。
えー、おはようございます、ゆらゆられたすです。
星の数ほどある作品群の中から、拙作をお読みいただきありがとうございます。
この子はノリと勢いで書いております。故につたない部分や、話が勢い余ってぶっ飛ぶこともあるかと思いますが、ご了承ください。
頑張って続けていきますので温かい目で見守っていただけると幸いです。
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