ひょんなことから、土地神代理のお嫁さんになってしまった主人公。ひとではないものとの共同生活への怯えはあれど、まるでおじいちゃんのように構ってくれる姿はお嫁さんというよりは本当に孫と祖父。なんと温かな……!
ヒロインのネアカな感じは読んでいて身近な気持ちにもなります。きちんと怖いものには怖いと怯えてNOを出すストロングスタイルのヒロイン、好き。
その背景には、リアルな地方都市の過疎化や地方財政なども絡んでいて、そのあたりのリアリティの出し方が面白く感じます。いろいろと込み入った事情がありそうで、そのあたりとの絡ませ方も気になります!