蒲の穂
幌井 洲野
はじめに
この小説を手に取ってくださってありがとうございます。
この作品は、いま大人気の宮島未奈さんの「成瀬」シリーズ、「成瀬は天下を取りにいく」と「成瀬は信じた道をいく」に触発されて、今回、初めて書いたものです。滋賀県の大津市出身の、新人サラリーマン、新進小説家、それに新人サラリーマンの姉の、若い男女三人のお話です。
本作は、主人公の成長に応じた三部作のうちの第三部です。第一部、第二部も、一応、それぞれ独立して読んでもらえるように書きましたが、第一部、第二部、第三部の順番で読んでいただくと、登場人物の成長が分かりやすいかと思います。
内容は、三部とも共通していますが、たいした盛り上がりもない(?)、彼らの日常を淡々と描いたようなものです。ひとつだけ、登場人物のふるまいの情景が浮かぶように努めました。読んでいただき情景が目に浮かぶようだと嬉しいです。
なお、この作品は、初めに書いたように、「成瀬」シリーズ二作の、それぞれ、「ありがとう西武大津店」と、「成瀬慶彦の憂鬱」だけを読んだ後で執筆したので、主人公の出身地が大津市であることや、ちょっと変わった女の子のエピソードが少しだけあるのは、宮島さんと主人公の「成瀬あかり」さんへのオマージュと思ってもらえればありがたいです。それを示すために、文中で、「成瀬あかり」さんを思わせる人物にも一瞬触れています。それ以外は全て私のオリジナルの内容となっています(なにか似ているところがあったら、それは本当に偶然です。スミマセン)。
それでは、楽しんでいただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2024年12月 幌井 洲野 (ほろい すの)
(本作の内容は、すべてフィクションです。2025年5月・本文修正しました)
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