仲間の由来

ベリタ「そしたらさぁ!改めて『自己紹介』し合わない?」

アリア「良いですね!」

ベリタ「敬語は良いよもう仲間でしょっ」

アリア「分かりまっ…わかった!」

ベリタ「よろしい。そしたらまずは私から行くね」

ベリタ「私の名前は『ベリタ・ランダー』歳は21 お姉さんとして頼ってくれても良いよ~」

アリア「私はアリア・サージ16歳まだ冒険者になったばかりですが、よろしくお願いします」

ベリタ「そんなにかしこまらなくても良いよ~」

ルカ「僕はルカ・オースト アリアとは幼馴染みの17歳だよ」

タチノ「俺は『タチノ・トータス』19歳」

ルカ「みんなの名前の由来とかって聞いても良い?」

ベリタ「……良いけど……」

ルカ「じゃあまずは僕から!僕の名前は昔どこから来たのかは分からない詩人が居てその人の残したおとぎ話の主人公のように勇敢な人になって欲しいって願いでつけられたんだって」

ベリタ「へぇそれってどんなおとぎ話なの?」

ルカ「遠い昔天より先遥か彼方の戦いの物語らしい…けど僕はよく知らないんだよねそのおとぎ話 じゃあ自己紹介の続きしよ」

アリア「だね!私の名前の由来は、この国に古くから伝わる騎士様とお姫様のおとぎ話に出てくるお姫様の名前からとったんだって そのお姫様のように美しく育ち幸せに暮らせるようにって…父さんと母さんが...」グスッ

ベリタ「…色々とあったんだね…じゃあ一応私の名前の由来も教えるよ…聞いてて楽しいもんではないだろうけど…」

ベリタ「私の名前の由来は一言で言えば裏切り者って意味の言葉だよ…うちの母親が不倫して私が出来たんだけど、それが発覚した時に旦那にフラれ私の実の父親にも捨てられたんだって…自業自得の癖に私に裏切り者なんて名前をつけやがった…そんな家にいたくなくて何年か前に抜け出して冒険者になったんだよ…ごめんね愚痴みたいになって…タチノの由来も教えて」

タチノ「俺は産まれた時から静かだったから無口って意味の言葉をもとにつけられたらしい」

ルカ「ごめん…空気重くしちゃって…」

ベリタ「気にしないで良いよ!もう関係ないことだから!!」

アリア「そうだよルカ、あんまり気にしすぎないで」

ルカ「わかった…ありがとう」

アリア「これからはお互い隠し事無しね!」

ベリタ「そうだね!それじゃあ早速どんなところに行くか決めよっか」

アリア「だね」

ベリタ「まずはこことかどう?初めてにはおすすめだよ」

ルカ「カクノーチダンジョン?」

ベリタ「そう出てくるのは蜘蛛とかコウモリとかの小さいのばっかだから危険も少ないし良いと思うんだよね」

ルカ「じゃあそこに行ってみよっか」

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遥か昔の勇者様 @amayki

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