Realität

天野 亮哉 #低浮上なう

第1話

私は足が人とは違う。私の左足が人とは違って足首がびっくりするぐらいに曲がらない。普段の生活も人とは少し違う感じでバランスをとって歩いているらしい。今回は幼少期について。私は別に立つのも歩き始めるのも遅くはなかった。なのに階段を降りるのだけはどんだけ経っても下手だった。ずっと手すりを持ちながら一段ずつ降りるという生活をずっとしていた。お母さんも不思議には思っていたらしいがそこまで重要な問題ではないだろうと思っていたらしい。幼稚園の運動会でも問題が起きることもなく普通に走っていることにはなっていた。でもそのときすでに足首はおかしかった。私本人も困っていることはなかった。なんでこれが今になって問題になったのだ…

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