解体屋 (トミさんの事)
@8163
第1話
海岸の干拓地だ。コンクリートの堤防の上の道から降りて舗装してない狭い砂利道を辿ると、トミさんの黄色いユンボが見える。
周りは畑ばかり。一面の平野の中に大きなパワーショベルは異質で目立つ。それにトミさんの土地だけ土が剥き出しで茶色い。その上、砂山もある。
ユンボで掘ったのだ。その砂が積み重なっている。近づいてみると山は人の背丈よりも高く、大量だ。横には深い穴があり、穴の中にはガラスや瀬戸物の破片やら燃え残りの灰などが捨てられている。
解体で出た物を運んで燃やし、燃えない物や灰を埋めて証拠隠滅する。埋め立て地なので人家もなく、川の河口近く、地面の下は掘れば砂。易々と掘ることが出来るし、文句を言う人も居ない。
痩せて精悍でヤクザなトミさん。昼飯に寄った喫茶店では、ランチに小瓶のビールを添えて臆面もない。
解体で出た廃材を2トン車2台に積んでトラックを運転してるんだぜ? 県道沿いだか比較的に新しい、所謂バイパスなので食事どころが少なく、しょうがなく入った喫茶店なのだが、山を下りれば海なので魚は新鮮で旨い。だからランチは奢りで、普通は親方と同じメニューをオーダーするのが礼儀だが、豚肉なぞ食べたくはないので魚のフライを食べた。
「好きな物を食べていいぞ」との原質は注文時に取ってあるので、僭越ではあるが、ランチの値段としては同額なので許して貰えるものだと勝手に判断した。
案の定、白身魚のフライは軽くて淡白、ふた切れあるが、片方にはウスターソースを、もう片方にはタルタルソースをそのまま残した。
カラリと揚がったフライは肉、豚カツとは違い揚げ時間が短いので歯触りがいい。料理人は洋食の修行をした人物に違いない。
こんな山の中に腕の良い料理人が店を出しているのかと、驚くと共に、何の魚なのかと、もうひとくち、口に入れて考えてみる。
夏ならば鰈かと考える。この近くの川の河口。コンクリートの護岸工事をされたような所で、夏の夕暮れ、水深が1メートルも無いような岸の近くで手のひらの2倍くらい大きな鰈を2匹も釣り上げた事があった。身も厚く、刺し身でも食べたかったのだが、鰈とか鮃は下ろすのが難しい。普通の魚なら三枚下ろしなんだが、平べったい魚なので五枚下ろしと言われて、背も腹も真ん中から2つに割り、合計五枚になる。その代り中骨は残らず、白くて透明な身は歯応えもある。が、下ろせないので腹の白い身に十字の切り込みを入れ、甘辛く炊いた。
背の皮に硬い所があって包丁で取り除くのだが、他の部分は海底の保護色になっていて暗い岩石模様、旨そうには見えないが、トロリとしたゼラチン質が好みだ。
そんな事を思い出していて、ふと水のグラスに手を伸ばしてひとくち飲むと、なんとビールだ。それもグラスに残っていた氷で冷やされて飲み頃だ。
トミさんだ。こっちが夢中で食べていたので、その隙にコップに瓶ビールを注いで悪戯をしたのだ。
下から見上げるように驚いて確かめると、唇が横に伸びてニヤリとした。もう還暦は過ぎているのにユーモアは衰えて居ないのかも知れない。
トミさんはひとり親方。家屋の解体、建材の販売。と言っても、干拓地で掘った穴の砂を販売するだけだが、もう金は貯まっていて悠々自適、解体も、面倒な立地の家は断り、道に沿ってトラックを横付け出来るような仕事しか承けない。わがままを通しても文句は言われない。それだけ長い経験があるからだ。
面白いのは、山の方にある砂利やら砂やら改良土を販売している大きな建材と産廃の会社に、顔パスだと言う事だ。
山を削って宅地を造成した時に、削った山の土を運んだのだが、他のトラックは事務所で伝票を処理して貰うのだが、トミさんだけは「トミさんです」と、ドアから首を入れて言うだけでオッケーだ。納得できずに何故だと訊いたら、そこの社長とは古い付き合いで、昔はトミさんの方が世話をしたらしく、金は取られないと言うのだ。金を貸したのか命でも救ったのか、余程の事があったのだろうと推察した。
トミさんに呼ばれたのは、トミさんがいつも頼んでいた定年を過ぎたアルバイト、近所の男に、肝臓癌が見つかり、もうトラックの運転が出来ないと言われて、どこをどう辿ったのか、多分、義理の兄がしている水道屋の伝からだろうと思うが、連絡があったのだ。
トラックに壊した家の残骸を積んで運ぶだけ。難しい事じゃない。二つ返事で引き受けた。
水道工事で掘った土をトラックで運ぶアルバイトをしていたのだ。水道工事と言っても市の公共事業。道路を掘り返して水道管を埋めるのだが、掘った土をそのまま埋め戻す訳じゃない。改良土と言って粒の揃った土に、人工的に作り替えた物を使う。残土を捨てるのも改良土をもらうにも金が要る。だから誤魔化そうとする奴が現れる。その防止に証拠の写真を提出させるが、本物の材料を使うのは写真を撮るときだけで、残土でそのまま埋め戻したり、配管の回りは砂を入れなければならないのに、全て残土を入れたりして節約する。なぜ残土ではいけないかと言うと、石や岩で隙間が出来て水が溜まれば、そこから崩れて水道管の破裂に繋がるからだ。
よく道路の陥没がニュースになるが、ちょっとした手抜き工事が原因なのは、考えられない事じゃ無い。
次から次へと工事があれば良いが、ひとつ工事が終わると次まで空くのは珍しくない。その間に別の仕事が必要だ。家屋の解体は長くて1・2週間、大体は2・3日。つなぎには丁度いい。
トミさんのやり方は荒っぽい。解体くずを、土やコンクリートは山奥の建材屋に持ち込んでタダにして貰い、ガラスや食器など燃えない物は埋め、鉄やトタン、金属は業者に持ち込んで売り、あとの柱や梁、木材はまとめて火をつけて燃やしてしまうのだ。
もっとも、燃やすのを見た事はない。ある程度たまると、風のない日を選んで、一升瓶を持ち込んで飲みながら、いちにちがかりで、ガソリンや灯油をぶっかけて燃やすらしい。
古材は乾いていて水分が少なく、よく燃えるらしい。跡形もなく白い灰になる。
解体には金がかかるのは知られている。坪、何万も必要だと言われている。
トミさんは独り親方。仕事も選んでやり易い現場しか承けない。でも安いから引く手あまた、その種明かしがこれだ。
丸儲けだ。産廃業者に金を払っていない。むしろ鉄骨やトタンがあれば金儲けが出来る。嘘みたいな話だ。
仕出し屋が歳で動くのが辛くなり、廃業することになってトミさんが承けた。
5メートル程の舗装道路沿い。住まいの隣が鉄骨スレート葺きの作業場、調理場。かなり手広く営業していたのが判る規模、1階が調理の作業場、2階が盛りつけやら皿や茶碗の倉庫だったのか、夥しい数の陶器が残っていた。
手入れされ、まだ使える物だ。
「欲しければ、あげるよ」と、言われたが、一点ものの大皿などは、さすがに残っていない。5枚セットの皿や茶碗など、食器棚に入らず、持て余すのは想像出来るし、1階に運び出すのも大変な労力だ。どうするのかと心配したが、トミさんは外連味がない。トラックをバックで窓の外に着け、瀬戸物を窓から放り投げ、皿など荷台の鉄板で粉々になり、むしろ量が減って好都合だ。
勿体ない思いもあるが、貰い手は居ないだろう。何せ夥しい数だ。2トン車に1台では積み切れない。あれだ、瓦など欲しいと言う人がいるが、自分で剥がして持ってって呉れるならあげるよと言うと、諦める。多分、人件費の方が高く就く。
そうだ鉄骨だ。珍しく、本当に珍しい事だが、酸素ボンベとガスバーナーを積んだ軽トラが現場に現れ、白いツナギに丸メガネなんだが、真っ黒なサングラスが上に跳ね上げられ、四つ目の眼鏡姿の男が作業に加わった。鉄骨を酸素で切るのだ。
今までは古くなった民家ばかり壊していて、トミさんは瓦を剥がして取ったり、窓や建具を外したりと、再利用など考える素振りもなく、いきなりユンボのアームを伸ばして屋根から下へガシャーンと潰してしまう。
独りだし、歳も重ねて身体を動かそうなんて、もう無理だと、ハナから計算外なのだ。それが面白い。まるで駄々っ子が親の命令を聞かないうちに跳び跳ねているようで、自由と反抗心を感じるのだが、勿論、それたけではなくちゃんと計算している。
無分別に壊しているように見えるが、そんな事はない。くしゃくしゃにしたら、その中から先ず金になる金属を先に摘まみだし、トラックに乗せて金属引取商へ走らせ、車のまま秤に乗せ、ぶっちゃけた後、また秤に乗せて重量を量る。差し引き何キロの販売量か判る訳だ。
ベテランはただ見ているだけでは無いらしい。鉄がどれくらいあるのか、トタンは何キロなのかと、予想が付く。しかし今回は鉄の柱、H鋼、重いぞ、予想は出来るのだろうか。
H鋼は箱で例えるなら四隅に配置され、あとはシーちゃん。C形の鉄骨だ。薄い鉄板がC形に折り曲げられ、どの方角からも強度を増している。
2階建てなのでユンボで鉄柱を掴み倒れないようにして、根元を焼ききって倒し、長いので真ん中でまた切って半分の長さにして荷台に積めるようにする。一本処理するにも手間もかかるが火花と赤く焼けた鉄に注意が必要だ。
ここでもトミさんは抜かりが無い。
農作業で使う噴霧器、背中に水のタンクを背負って、伸びたハンドルを上下させると水が出る装置を用意していて、それを焼けた鉄柱の切り口、飛び散った火花に吹き掛けるのだ。するとジューと音がして、白い水蒸気が立ち昇って温度は下がり、延焼の恐れは無くなる。
見た目に反してトミさんの思考が緻密なのが解る。
普通、鉄柱を酸素で焼ききり、運べるようにして解体するまでは想像するが、水を掛けて消火し、その為に噴霧器まで用意できるか?
そういった予定を、下見の時に歩いて調べるのだが、詳しく見る訳でもなく、腕をを後ろ手に組み、空を見たり地面を見たりしてゆっくり歩いているだけなのだ。だから、そこまで予想して考えているなんて、驚きだ。
別の現場では、これも鉄骨スレート葺きの倉庫みたいな建物だったが、梁や柱の接合部がボルト締めしてあって、ソケットレンチを渡されてユンボのバケットに乗って屋根に登らされ、ボルトを外して分解するのだが、錆びて動かないボルトがあっても、潤滑剤のスプレーの用意に抜かりは無かった。スプレーして回せば、錆びたボルトが動くのだ。
屋根に上って確認した訳じゃないだろう。図面が残っていたのか? そんな筈はない。有名建築物でもあるまいし……。
建築の経験でもあるのだろうか? 履歴を訊くような真似はしないが、世間話の端々に、大工とか建築士の話は昇らない。土木とかダンプやユンボの話題ばかりで、畑違いの事だろう。すると、やはり、多くの失敗から学んで獲得した知恵なのだろう。
想像したのは昔の手のつけられないヤンチャな子供。誰でもクラスに独りくらいは思い浮かぶ子が居るだろう。多分、いじめっ子。ジャイアンだ。先生の言う事は聞かず、勝手に席を離れて女の子にちょっかいを出し、授業を乱す困り者。けれども悪意はないんだ。目立ちたがり屋で奇行に思える事も、よくよく聞いてみると思いつきを思い立ったら直ぐに実行してしまうだけで、悪意はない。けれどもそれは皆の同意は得られてないし、行為の後の影響も考えてはおらず、被害者が出るなんて事は想像だにしてなく、大いに失敗するのだが、懲りずに何度も繰り返す。
それがそのまま大きくなって社会人になり、普通は失敗を繰り返して反省し、もう懲りて、そんな事はしなくなるのだが、懲りずに何度もする男。それがトミさんだ。そんな風に考えている。
とにかく独りで何でもしてきたらしい。それで失敗してストレスは溜まりまくる。発散するのは酒。ウィスキーでもブランデーでも何でも飲む。真夏でも日本酒を生で飲む。冷えたビールでは無いのだ。
座っているだけで汗の吹き出るような日でもアイスなど食べない。ワンカップを煽って顔を真っ赤にして、満足そうな顔をしている。多分アルコール中毒だ。酒が切れるとプルプルと手が震える。それが、日立のユンボが、経年劣化か何だか知らないが、アームの先、バケットが震える。カタカタと音を立て、横に細かく震えて狙いが定まらない。ところがトミさんみたいにベテランになると、その震えの隙間を狙って作業をしてリズムをつける。逆に利用するんだ。見てると小気味いい。
『ユンボもアルチューなのか』と、皮肉を言ってほくそ笑む。
笑って眺めていると、運転席のトミさんが気付き、こちらを向いて不機嫌な顔をする。アームのバケットの付け根に鉄の爪が取り付けてあり、普段は折り畳んで使わないが、家屋の解体では爪を出し、それとバケットで物を挟み、掴んで持ち上げ、今度は運転席ごと回転させてトラックの荷台の上まで持って行き、アームは動かないがバケットを、手首を上に持ち上げるようにすると掴んだ材木などが荷台に落ちるのだ。
運転席を回転させてトラックの方を向いたトミさんが此方が笑っているのに気付き、手はレバーを操作して戻る態勢になっているのに、首を捻って振り向いて二度見をする。なぜ笑っているのか分からないのだ。
それもまた、可笑しい。
トミさんが見ているのに此方も気付き、口を閉じて白い歯は隠したが、トミさんの疑念は晴れず、益々、不機嫌な顔になるが、それもまた可笑しくなる。
普通の人なら訳を知りたくて、なぜ笑ったのかと、仕事が済めば尋ねるだろうに、トミさんは訊かない。知りたくない筈はない。ユンボもプルプル。トミさんもプルプル。そのシンクロが可笑しいのだか、本人は揶揄されたと思うかも知れない。そんな馬鹿馬鹿しい話なんだが、その馬鹿馬鹿しさを見越しての無視なのかも知れず、また、無視する事でその後の会話や出来事を拒否しているのかも知れない。とんだ弁証法だ。より大きな物を否定して、それ以下の物すべてを否定してしまうのだ。現代哲学の最高峰の思弁だ。
何も言わなくてもリスペクトし、トミさんを認めているのは解るらしく、徐々に口数も多くなり、酒が入れば機嫌も治り、愚痴も洩れて別の人格も窺わせる。
しかし、酔っぱらってもロレツが回らない、なんて事にはならないし、足腰が立たずにヘベレケになる訳でもない。ただ、常にアルコールが入っているのは間違いなく、朝食から飲むらしい。常に酩酊状態でないといけないらしく、仕事中でもトラックが停まり、何事かと後ろに止めて窺うと、自販機でワンカップを買うと、蓋を開けるなり上を向き、口を大きく開け、一気に飲んでしまう。ひとくちだ。
西部劇ならショットグラスでバーボンを一気に飲むが、日本酒でアルコール度数は低いが、200か250ミリリットル。コップ一杯かそれより多いのに、喉に一気に流し込み「喉ごしが良いんだ」と、【うどん】じゃあるまいし、液体なのに、コシでもあるのかとツッコミを入れたくなる位だ。
何を目的に生きているのだろう。もう家も建て息子も独立し、金も死ぬまでの分は貯めた。でも仕事は辞めてない。大きなユンボで家を壊し宅地を造成し、解体の依頼があれば下見にも出る。干拓地で柱や梁を燃やして行政に目をつけられ、航空写真を突き付けられて、産業廃棄物処理法違反とかで処分されるぞと脅され、訴えられそうなのに、役所の課長の家の解体をしてやり、町長の家の解体も昔は無理して承けた事があるそうだ。
便宜は図ってやったのだ。謂わば贈賄していると、衒いもなく言い放つ。
役人など、どれ程のものかは! と言う事か。
ここへ来てアウトロー気取りか? 孫に囲まれて縁側で日向ぼっこじないのか? いや、知ってる。自分の事を言えば十五・六歳から精神は変わらない。成長してないんだ。経験は積んでずる賢くはなったが、ものの考え方、見方、感じかたは変わってないのだ。情けないほど変わらない。そうだとすると、トミさんだってそうだろうと、類推するが、間違っては居ないだろう。子供の頃のヤンチャな自分。年を経てまたぞろ顔を見せるのか。だが、妥協はする筈だ。行政、警察、法律、老人だからと許しては貰えない。ふて腐れてポケットに手を突っ込んでタバコを咥えて嘯く訳には行かないのだ。
でも、実際は違う。イキッている。高校生が見栄を張ってワルぶるのと変わらない。彼らは本当に見た目だけ、裏打ちされる何物もない。根拠や実績が無いので微笑ましい位なのだが、バカにしちゃいけない。怖いもの知らずで弾けると何をするか分からない。弾みで人を殺してしまう恐れもある。限度が分からないのだ。何度も喧嘩して負け、痛い目を見ないと分からぬ事もある。勝ちっぱなしの奴、これも危ない。
トミさん位になれば何度も負けたのに生き延びて来ている。偶然に勝つ事はあるが偶然に負ける事はない。偶然に勝つが負けるには理由があると考えるのだ。だから負けないと成長がない。
ところがトミさんを見ても苦労の欠片も感じない。発見出来ない。それどころか「何をトンチンカンな事を言ってんだい」と、一蹴されて終わりだ。
難しい話は受け付けない。飲んで受かれて黙って笑っているが、何を考えているのか分からない。不明だ。頭の中でカントやヘーゲル、アリストテレスでも跳び跳ねていれば面白いのにと思うが、それは此方の頭の中での想像でしかない。
仄聞したのだが、トミさんの夢は地球上の男が全て死に絶え、残ったのがトミさん独り。女は選り取り見取り。まるで性に目覚めた中学生みたいな夢で゙ホントかよ!゙と思ったのだが、どうやら男としての機能を喪失したらしく、もう一度あのヌルヌルに包まれたいと、こちらが本音のようだ。 了
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