第5話

「それぞれに運命的な事があるのは理解したつもりですが、今日此処に集めて何をしようというのでしょう?」長が呟き少し間を空けて文子が話し始める。

「難波家に関しては二人は聞いたかな?他の皆んなは?」寛也が言葉を繋ぐ

「親二人は言わなかったと連絡がきているぞ。お前から話した方が情報が整理されると思ったみたいだ」

「そう。流石ね。では話しますかね。今ラムの世界と観察者の世界と人間の世界は先日迄よりは結び付きが軽くなったけど、難波家と対象的な六花家が動きに入るのも時間の問題だと私は思っているの、そうなるとまた日本が流風達が危険に晒される。。でもそうなる事までは私は想定内!大和君を人間側に戻す事を今まで一番に考えてきた。流風よりも先に彼を戻せたら一番シナリオとしては良かったのだけどね。。私の業に付き合って欲しい。流風の為じゃ無いの!私は思い付く範囲で人道的に適解を選ばない生き物にはなりたくないだけ!簡単に言えば難波家はムー大陸を海に沈め日本列島を作った人を祖に持つ一族で、六花家は力を一番制限され力を残した一族なの。六花家もまた呪術を使うけど難波家に対抗するにはムー大陸の再興が先のはずなの、まぁそれは私が感覚的に知っているだけだから、はっきりしないのだけど、、そして元人間の大和君を人間側に引っ張る事を主題に次は話すわね。流風と寛也以外はピンとこないだろうけど」

「わかりました」結衣が応える

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