第9話 驚嘆
ソフィアとの取引に合意した俺は、早速その暁に、自分のスキルについて説明する事にした。
「じゃあ先ずは、俺が持ってる
「み、
俺が
「あぁ、俺は2つ
「2つも!?それって一体どうやって!?」
余程衝撃的だったらしく、ソフィアは先程までの冷静さを失っていた。興奮のあまり、机に身を乗り出して来ている。
「え、あ、まあ、色々あって…。」
「…はっ。し、失礼しました…。
…私、先天的には鑑定系スキルしか持っていなかったんです。
新しいスキルの習得に躍起になっていた時期があったもので、少し取り乱してしまいました…。」
「へえ…。スキルの習得を目指していたと言う事は、冒険者か何かを目指してたのか?」
「はい。子供の頃から自由と強さを兼ね備えた高ランク冒険者に憧れていたんです。
落ち着きを取り戻すと、今度は羨望の眼差しを向けてくるソフィア。若干の話しづらさを感じながらも、俺は今度こそ説明を始めた。
「先ず1つ目は『
「飛斬撃と言うと、王国直属の近衛騎士団内でと上位の騎士や、相当高ランクの冒険者の方でもない限り扱えない技になりますね。
俺が『
冒険者時代は剣士だったのだろうか?
「あ、私ったらまた…。…こほん、次のスキルについての説明をお願いします。」
少し顔を赤くして現実に戻って来たソフィアに対し、俺はもう1つの
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます