黒刀剣士のゆるりと異世界周遊記
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第1話 神との邂逅
碓氷琉斗。それが俺の名前だ。
つい最近高校生になったばかりの15歳である。
一応世界史が得意で、いくらか趣味はあったが、ルックスや学力が飛び抜けて優れている訳でも無い、至って常識的な範囲の学生なんだが…。
「なんだ、これ…」
いつもの様にベッドで目が覚めると、俺の部屋の床には、まさに絵に描いたような魔法陣が展開がされていた。
勿論、最初は戸惑った。
だが俺は、もともと好奇心は強い方なんだ。
特に深く考えず、興味本意で魔法陣らしきモノに足を踏み入れる。その瞬間、俺の視界は強い光に覆われた。
それが、この世界での最後の記憶となった。
「お、目が覚めたみたいだね。どう? 魔法陣に足を踏み入れて、転移を果たした感想は。」
どうも、俺は暫く気を失っていたらしい。
そして目覚めると、俺の目には、白い長髪の映える、歳はせいぜい小学校低学年くらいにしか見えない少女の姿が飛び込んで来た。
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