第22話「未焼成たちの晩餐会〜ミディアムとレアの間で〜」
スモーク渓谷を越え、タレマリオ城の裏手にある“冷煙の館”へ潜入することになったチャーくんたち。
そこには未焼成たちが集うという、謎の【晩餐会】の噂があった。
セイラ:「この香り……“焼いてない肉”の甘い誘惑……」
チャーニャン:「にゃにゃっ!?焼いてないのに匂うってどんな技術!?」
チャーくん:「というか“晩餐会”って、未焼成派のパーティーじゃん!潜入ってより、焼豚への突撃取材なんだけど!?」
会場に入ると、そこは——
まさかのゴシック調の豪華ダイニングホール。
テーブルには、火を通してない(のにギリ美味そう)な創作肉料理の数々。
そして、奥には司会を務める少女の姿が。
???:「ようこそ、我らの“焼かれぬ饗宴”へ」
チャーくん:「うお、司会がまさかの中二系メイドだァーーッ!?」
少女の名はクルード・ロゼット。
“ミディアムとレアの間”を信仰する、未焼成派の副頭領だった。
クルード:「焼成など、野蛮。真の旨味とは、じっとり……ゆるやかに……低温で解放されるのです!」
チャーくん:「めっっちゃ語るじゃん!?温度管理にうるさいシェフかよ!!」
チャーニャン:「ねぇ……あの人、湯煎で1日かけてスープ取るタイプにゃ」
セイラ(尊敬の眼差し):「……いい低温だわ。」
晩餐会、始まる
突然、ステージ上では未焼成芸人コンビ「ナマ&モドキ」のネタが始まる。
ナマ:「俺たち、まだ焼かれてないですけどぉ〜!」
モドキ:「将来は焼かれるつもりなんスか〜?」
ナマ:「それは焼かれてから決めます!!」
チャーくん:「いや何そのタイミング依存型の人生設計!?温度も未来も不安定すぎ!!」
チャーニャン:「でも、ちょっと面白かったにゃ…」
セイラ:「“生”なりの芸ってのも、乙ね」
チャーくん:「評価が妙に通っぽいのよ!!」
晩餐会の奥で
そのころ、クルードは密かに“焼成反転計画”の準備を進めていた。
クルード:「……“フレイム・オーバーライド”が発動すれば、全ての焼成炉は停止。焼豚の時代は終わる」
チャーくん:「ちょ、ちょっと待ったァァ!!聞き捨てならんワード飛び出したぞ今!?」
彼女の狙いは、「焼かれることが正義」という価値観を、物理的に止めてしまうことだった。
クルード:「焼かれることを“当然”と思わされるのは、ただの呪いだよ。私たちの肉は、もっと自由でいいはずさ。」
チャーくん:「ぐぬぬぬ……!」
思わず言葉を失いかけたチャーくん。しかし、そのとき——
チャーニャン:「でも……焼かれたチャーくん、美味しそうだったにゃ(素直)」
チャーくん:「真顔で褒めるな!!今それ最もデリケートな話題だからな!!」
セイラ:「私は……焼かれてない。でも、チャーくんみたいに、香ばしい気持ちには憧れるわ」
チャーくん:「いや例えが独特すぎんだよ!なんだよ“香ばしい気持ち”って!」
クルード、揺らぐ
そんな二人の姿を見て、クルードはほんの一瞬、瞳を揺らがせた。
クルード:「……焼かれた者と、焼かれぬ者が共に笑う……そんな世界、あるのかしら」
チャーくん:「あるよ。今ここに、いるだろ?」
その言葉に、晩餐会の空気が一瞬止まり、
次の瞬間、未焼成派の若者たちから自然と拍手が起き始める。
クルード:「……焼豚が、未焼成たちにスピーチしてるなんて……どれだけ焦げ臭い構図なのよ!」
チャーくん:「ツッコミ返し!?今!?ツッコミ文化、未焼成にもあるの!?!?」
その夜、館の屋上にて
チャーくんはひとり、満月を見上げていた。
そこへクルードが現れる。
クルード:「……少し、焼かれてみたくなったかも」
チャーくん:「……ミディアムくらいで試してみる?」
クルード:「あんた、そういうとこ、ほんとズルいわね」
月明かりの下、ほんの少しだけ心が温まる、未焼成の晩餐会だった。
——第23話に続く——
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どうも、焼豚の神です!
最後まで読了、ありがとうございます👍
よろしければ、良いね&フォロー&コメントを頂けると今後のストーリーを
執筆する筆のノリが脂マシマシでさらに早くなります。
是非是非、よろしくお願いいたします~✨✨
【次回予告】
焼成と未焼成の距離が、少しだけ近づいたその夜。
しかし、反転派の“真の指導者”が、ついにその姿を現す——!
次回、第23話「黒コゲのカリスマ、炭火の司祭」
焦げた信念の向こうに、焼豚の運命が加速する!!
焼きの試練が続いていくよ。チャーくんのツッコミの切れ味が増していく~~✨✨
お楽しみに!
次回も脂ノリノリで配信します🐽
また、公式Instagramを脂マシマシで配信中!
ストーリーではまだ出てきていない、これから出てくる焼豚(ジュージュー)キャラクターたち脂ノリノリで動き回っています👍
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では、また脂力が満ちる頃に、お会いしましょう。バイナラ👋
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