7問目 年金制度の問題点

日本の年金制度に質問だけど

年金を払っていた頃の金の価値と

年金が支払われる頃の金の価値は同じ?




AIの答え

いい質問です。結論から言うと、年金を払っていた頃の「金(お金)の価値」と、年金が支払われる頃の「金の価値」は基本的に同じではありません。この違いにはいくつかの重要な理由があります。



1. インフレ(物価上昇)

• お金の価値は時間とともに変わります。たとえば、30年前に100円で買えたものが、今は150円出さないと買えない、というように。

• つまり、昔払った年金保険料の価値は、将来受け取る年金額の価値とは一致しない可能性が高いです。



2. 年金の仕組み(賦課方式)

• 日本の公的年金制度は「賦課方式」といって、現役世代が払った保険料を、その時の高齢者への年金支給に使う制度です。

• 自分が払った分を将来の自分のために積み立てているわけではありません(※厚生年金など一部は積立金もあるが、基本は賦課)。



3. 年金の支給額は物価や賃金に応じて変動する

• 毎年、物価や現役世代の賃金水準に合わせて年金支給額が見直される「マクロ経済スライド」という仕組みがあります。

• しかしこれは、物価の上昇すべてに完全に追いつくとは限らず、実質的な価値が下がる可能性もあります。



4. つまり、払い損の可能性もある?

• 将来、**物価が大きく上がっても年金額がそれに見合わなければ、「昔に比べて金の価値が下がったのに、受け取る金額は増えていない」**という状況が起こり得ます。

• また、少子高齢化で現役世代が減れば、制度維持のために支給額が抑えられる可能性もあります。


もし「自分がどれだけ得する/損するか」や「物価変動をどうカバーするか」といった具体的なシミュレーションが気になる場合は、年金定期便や年金ネットを使ってみると具体的にイメージしやすくなりますよ。希望があれば試算のしかたも説明します。

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