第7話魔王
「ご結婚おめでとうございます!!」
ついに光の鷹は最難関クエストをクリアしてしまった。
感動するメイドたちとそれほどまでの覚悟ならばとミクリアの父が彼らの結婚式を開いたのだった。
新郎新婦ともに「え!?」ってなっている中行われる盛大な披露宴。
もう周りが勘違いしすぎて止まることができない暴走列車は二人をのせて幸せ街道まっしぐらに突っ走っていた。
光の鷹のメンバーは食欲がないのかあまり料理に手を付けていなかった。
ジョイは貴族の仲間入りを果たし、ミクリアが出世を焦っていたのはこういうことだったのかとギルマスとサブギルマスは新たにサブマスの席を設け
ミクリアはサブマスに復帰することが決定した。
盛大な結婚式が終わると同時に猛ダッシュするクランメンバーはとある店へと入っていった・・・
「皆さんおかえりなさい!」
「野菜ニンニクアブラマシマシ!あと味玉!」
「あいよ!!」
この店には笑顔があふれていた、時々ロットバトルもするがニコニコ笑顔が溢れる店。
それは太郎が作ってくれた絆なのかもしれない。
数年後
ミクリアとジョイに待望の一子が生まれた。
結婚生活が大変でクランと結婚生活以外手が回らない状況が続き
彼らはあの店を放置しすぎてしまった。
見て見ぬふりをしていたが、もう現状が酷くて現実から目を背けることしか出来ない。
住民の5割強は太郎ボディの住民であふれていた。
最近では謎の不審死も多発しているが原因がわからず領主もお手が状態である。
クランメンバーの体も順調に大きくなっており、ちょっと歩くだけで息がきれるメンバーも出てきている。
甚大な被害がそこにはあった。
今や太郎の店は、この国の6割強進出しておりどの店も大繁盛で誰にも止められなかった。
この町の住人だけではないきっと他の町も同じことになっているだろう。
彼は子供をあやしながら思う。
自分があの時追放しなければこのようなことにはなっていなかったのだろうかと。
太郎それは究極で完璧なパーフェクト健康ラーメンである。
しかし、その安さとボリュームは人を狂わすほど蠱惑的な味であった。
ニコニコと人に幸せな食事を提供しているやつこそ本当の魔王なのかもしれないと。
ゆっくりと静かに忍び寄る恐怖は誰にも気が付かない、気が付いた時には手遅れなのだと。
彼は現実に目を背け目の前の幸せだけを見ることに集中したのだった。
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ということで彼が追放された理由は?って話がまあまあ綺麗にまとまったと思います(強引
色々肉付けとかすれば30話くらいかけそうだけどこの話30話も見たくないだろ(絶望
ラータロはいくら美味しくても毎日食べちゃいけませんよっ!めっ!って戒め的な感じの作品になってました。
ただ、ラーメン作ってるだけなのに魔王呼ばわりされる主人公(笑)
色々な種族の国があるのでそこでは混ぜソバを出したり、熱い国ではつけ麺をだしたりという物語が展開していきます。さらに魔王VS魔王の対決も・・・。
ってなわけで短編的な話は終わりたいと思います。
では次回作?でまた!
その者追放された理由とは・・・・ 箱九十九 @tukumobox
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