まるで『宝石で彩られた文章』。
これが私が最初に拝読して感じたものです。
というのも、作者様が『エテルネル』を紡いでいらっしゃる言葉には、細々とした装飾のようなものが窺え、まるで色がついているかのような感覚になるのです。
その最もたる例が、キャラクターたち。
容姿の描写が分かりやすく、美麗な挿絵で答え合わせをするような楽しさがありました。
もしや、それぞれのキャラクターたちにテーマカラーがあるのでしょうか?
そう思い始めると、各キャラクターたちのセリフが色づいて見えて、一気に『エテルネル』の世界が立体になりました。
移動をしている描写では、実際に足音が聞こえてくるような感覚になったり。
強烈な香水の匂いが漂ってきたかと思えば、五感をビシビシと刺激され、読後は酔いしれるような感覚を味わっていたり。
一話読むだけで、本を一冊読み切ったような満足感があるのです。
私は基本的に夜に拝読させていただいておりますが、作品の雰囲気がダークなものなので、より空気感を味わうスパイスとなっています。
ちなみに今はまだ序盤を拝読中ですが、この段階での推しはリュネシス様!
魔王であるはずなのに、どこか人間臭くて。
一見クールなのにちょっと優しくて、ギャップが凄いのです!
その彼が、どのようにプシュケに心を揺らし変わっていくのかと想像すると、ニヤニヤしそうになります。
カクヨムでの投稿は残念ながら休止されるそうなので、最終話まで読了しましたら、別サイト様で続きを拝読しようと思います。
魔王として恐れられる存在でありながら、一人の少女の無垢な愛によって人間性を取り戻していくリュネシスの変化が丁寧に描かれています。特に、プシュケが幼い頃の記憶を大切に抱き続け、修道院での生活を経てもなお彼への想いを貫く姿には、真の愛の力強さを感じました。
アカーシャの存在も欠かせない要素になっています。魔族の皇女として完璧でありながら、リュネシスへの愛ゆえに嫉妬と苦悩に苛まれる彼女の心情は、とても人間的で惹かれる魅力があります。
魔王城の描写や、様々な魔術の設定なども細かく練り上げられており、世界観に強く引き込まれました。
今後も楽しみな作品です!