眠れなくて、映画を見ていた
文学少女
ベルリン、天使の詩
ねむれなくて映画を見ていたら 外はあかるくなっていた
どうしようもないぼくは たばこをくわえて
ベランダにむかう
窓は結露して 白くぼやけていた
ほのかに 朱色に燃えている朝焼けが きれいだった
あたりには 霧がたちこめていて 夢の景色のようだった
さっきまで見ていた映画と違って カラフルな 美しい世界
天使が見る世界は モノクロらしい
透明な青空を 一匹の鳥が 羽ばたいていた
ギターの音の隙間から かわいらしい鳥の鳴き声が
染みこんでくる
青空に 月が浮かんでいた
やさしく 輝いていた
ぼくは きみのことを思い出した
眠れなくて、映画を見ていた 文学少女 @asao22
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます